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Runway Gen3とLuma:ストック映像販売の観点から 

AI画像生成でストックフォトコンテンツ制作をしているTakumiです。

満足のいく映像がAIで作れるようになってから、Adobe Stockへの投稿を再開しようと思っています。最近話題のRunway Gen3とLuma AIのツールを使っての映像をAdobe Stockで販売する可能性について考えてみました。


Runway Gen-3とLuma AIの比較

Runway Gen-3:

  • 機能:テキストから画像生成可能。画像から直接映像作成は不可。

  • コントロール:テキストプロンプトによる生成は制御が難しく、結果の予測が困難。

  • コスト:高価格のため、生成画像の販売による利益確保が課題。

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商業利用はできるようです

Luma AI:

  • 機能:画像からプロンプトで簡単に動きをつけられる。

  • コントロール:他のAIツールで作成した画像を動かせるため実用的。狙い通りの結果を得やすい。

  • 限界:Runway Gen-2のような細かい調整は不可。

商業利用はできるようです

AI映像制作

女性消防士

近年、主要なストックフォトサイトでは、従来男性が主流とされてきた職業における女性の表現に注目が集まっています。この動きは、社会の変化を反映し、また促進する重要な役割を果たしています。

その具体例として消防士が挙げられます。伝統的に男性の職場とされてきた消防署ですが、現実社会でもメディアの世界でも、徐々に変化が見られます。

この流れを踏まえ、今回、女性消防士のビジュアル素材を制作しました。
5秒以上の長さ、サイズも少し大きくリサイズする必要があります。


実際の使用感と考察

AI画像生成ツールのRunway Gen-3とLumaを試してみた結果、特定のクライアント向けの仕事に使用するにはまだ課題がありますが、Adobe Stockなどのストックプラットフォームでの販売には十分な品質を持っている可能性があります。

ただし、現状では予想通りの映像を作ることが難しく、大量に生成して選別する必要があるため、利益を上げることは容易ではありません。

Runway Gen-3は予想外の面白い映像を生み出すことができますが、需要のあるストック映像を生成する確率は低いように思われます。一方、Lumaは既存の画像から映像を作成できるため、コントロールがしやすく、現時点でストック制作に使用するならLumaの方が適しているでしょう。

将来的にRunway Gen-3も画像から映像を作成できるようになれば、さらに表現の幅が広がる可能性があります。AI技術の進化により、これらのツールを活用したストック画像販売は、将来的に大きな可能性を秘めていると考えられます。

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