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死んだ母はすごかったのかもしれない。


思うと、小学校、中学、高校とよく脱走していた。

まあ別に学校が嫌いとかそういうんじゃなくて単に帰りたい、そう思ったから。

体育はサッカー以外やりたくないし、授業も眠くてたまらん。

熱出して帰っていた。いやかえってゲームがやりたかった。

そんな自分を、母は仕事の合間で迎えにきてくれたり、まあ歩けて帰れるときは帰りな〜って割と許してくれた。たぶん、ゲームしてるのも知っていた。

今思い返せば、何かをやってはだめだ、って言われたことがない気がする。

箸の持ち方だってあんまり自信がないし今だって部屋は気にならないと掃除しない性格なのだけれど、いま気になるから自分でどうにかする、そう、いまだって進歩できる、そんな余白さえ、ある気がしている。

やりたいことをのびのびとやってきたから、まああああ、写真以外、いややりたい勉強は好きで、マーケとか経営とかはやっていたのだけれど、本当に写真しかできないレベル感ではないのかと自分落ち込むけどまあ写真しかないよね〜(動画もあるけどさ)と開き直って全集中することができるのもわりとけろっとしているのも母が伸びのびと放牧させてくれていたからなのかもしれない。

がんが再発する直前でさえ、体調を隠して、留学に行かせてくれた。(さすがにあのときは言ってほしかったものだけれども)

そういや、最近アホみたいにガジェット記事書いたりYoutube撮ってるんですが、昔のことを思い出す。あの頃もアホみたいに新聞の折込広告の家電量販店のチラシ、見るのが好きでそれを取っていてくれたなあ。

子供、もしできたら、まずは話を聞いて、やりたいことさせてあげたいな。



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