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ステルス将棋ってのを考えたのよ。。

んで、TwitterにUPしたらそこそこにRTとかいねもらえたので、もうちょっと詳しく書いてみようかとおもいましたの。

そもそもなんでステルスよ?

俺が小学生くらいの時に世の中にステルス戦闘機ってもんが出てきたのよ。
エイみたいな独特のフォルムでレーダーに映らない!めっちゃかっこいい!
そんなステルスにあこがれていたんでしょうな。

それからしばらーーーーーく時間は流れ、にじゅう・・・何歳くらいの時だろうか?
酔っぱらった状態で友人宅で将棋を打っていた時に将棋コンバットっていうのを思いついて翌年のデザフェスでお披露目。2009年にはそんなツイートが残ってるのでそのころのお話だろう。

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その将棋コンバットシリーズの中に「ステルス歩」っていうただただ真っ黒な歩兵がいたんですな。

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で、更に時は流れて2020年。

3Dプリンタ等を導入したアトリエでふとそんなアイデアあったなーって思い出しちゃったわけですよ。
今ならちゃんと作れるなと。

この駒で将棋やるにはどうしたらいいかって考えた時に、まず自分のチームの駒のみ正体を把握できて、それでいて相手の駒はわからない状態を作らなきゃいけない。
だったら、自分から見える範囲にだけわかるように名前を掘ろう。
成りでひっくり返してもわかるように、トランプみたいに点対称にしておけば大丈夫。
最初ななめに駒をカットするとかも考えたけど、将棋の駒の形って結構かっこいいと思うのであまり手を加えたくない。
ちょっと見ずらいけど一旦これで行こう。

で、作ってみたのが今回のステルス将棋の駒なわけです。

作ってみたら遊んでみないとな!

ってことで実際に遊んでみて面白かった点や反省点、今後の課題など。

・見ずらい(面に彫られているだけなので墨入れしてもうちょっと見やすく)
・一瞬たりとも油断できない(1手見失うとどこに行ったかわからなくなる)
・駒の動かしミスを指摘できない(当然嘘もつけてしまう)
・たぶんプロはこれでも見切れる(らしいです)
・捕虜の扱い(持ち駒をランダムで出されると全く読めなくなるので、わかりやすい台でもあった方がいいんだろうか?)
・ブラフの楽しさ(飛車とかを敢えて1歩づつ動かしてみるとか)
・ミス王手(王だと思ってたら違ったし、その逆もある)


とまあ、問題は続出だし、逆に楽しい事も見つかりました。


でね。それを加味した上でこの問題を全てクリアにすることは正直無理なんですよ。よっぽどバグ取りすれば可能なのかもしれないですけど、正直そこまでリソースをさく訳にもいかないですし。

ならどうするか?

問題を解決する! じゃなくて、問題を楽しむ! って方向に考えていこうと思います。

見ずらいなら見やすくしよう。
一瞬目を離したらわからなくなるならわからなくなる混乱を楽しもう。
相手が嘘をつくかもしれないなら、それを暴くことが出来るルールも付けよう。
逆にブラフをかけまくって翻弄してやろう。
何が出てくるかわからなくて手が読めないなら、相手の駒が動くまで様子をみてみよう。
プロにも見切れないように初期配置をランダムで代えてみよう。
ミス王手で間違って王を引いたらペナルティ行為にしよう。

これは将棋のルールを借りたボードゲーム。
将棋にはできなくて、ボードゲームなら出来る事を沢山考えた方が絶対に面白くなる。バグは潰すんじゃなくて、活かしたまま活用していこう。

っていうスタンスで仕上げていこうと思います。


販売とかするの?

っていう問い合わせが何件か来てるんですが、ちゃんとルールが仕上がったら販売していこうと思います。
ただ、自宅の非力な3Dプリンタに頑張ってもらわないといけないので、受注生産か小ロットしか作れないかもしれません。
沢山のリクエストがあったら、それこそどこかおおきな企業と進めてみたいですね。おまちしてます(*´Д`)





ここから下は特に何もありません。
ありませんのでうっかり100円で購入しないでください。
私へのカンパにしかなりません。

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