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イギリス国立鉄道博物館に0系新幹線を見に行った


イギリス国立鉄道博物間について

ロンドンから列車で約2時間。ヨーク駅からすぐのところにイギリス国立鉄道博物館はあります。もともと鉄道整備の場所が、1975年にいまの博物館となり世界有数の規模を誇る鉄道博物館となりました。入場は無料で、ヨークの街の中心にあるヨークミンスターなどと一緒に観光で訪れる人が多いようです。

展示の特徴

約200の車両が収蔵されており、1935年蒸気機関車で世界最速の最高時速125マイル(203km)を記録したマラード号や英国王室専用列車のロイヤルトレイン。また、ドーバー海峡の海底を貫いてイギリス・フランスを結ぶユーロトンネルの建設工事の際に使用された車両などが展示されています。

日本の0系新幹線が展示

0系は博物館の中でも主役級の扱いを受けています。

この0系は2001年にJR西日本から寄贈された車両です。なんでも、イギリス側からJR西日本へ0系新幹線を寄贈してほしいと打診があったそうで、この博物館では珍しいイギリス国外の鉄道車両です。

0系新幹線は1964年開業してから1986年までに計3,216両が製造されましたが、現在ヨークでその余生を過ごすこの0系車両は1976年に製造され東海道・山陽新幹線で活躍したのち、晩年は博多-広島間で「こだま号」として運用に入りました。
そして2001年に廃車後、同年3月16日に博多港を発ちました。

車両の中に入ることもできます。

寄贈された車両は東京よりの先頭車です。
東京の大都会も、静岡の富士の麓も、さらには西へ徳山の工場夜景も関門海峡を渡り九州も、この運転席の窓には25年間たくさんの風景が流れていたと思うと感慨深い気持ちになりました。

今の時代には違和感を感じるアナログな運転台

ちなみに、このイギリス国立鉄道博物館は2012年に埼玉県おおみや市にある鉄道博物館と姉妹協定を結んでいます。

博物館を出る際に姉妹協定締結のプレートを見つけました

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