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災難の考え方 No.2532


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災難に遭うことにより過去の業(ごう)は消える。

そこで、

「ありがたい。この程度の災難ですんでよかった」

と感謝し、明るい方向に考え方を変えていく。

災難さえも前向きに解釈することで、運命をよい方向に変えることができる。


稲盛 和夫

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これも致知2021年4月号からのご紹介です。


嫌なことが起こったときに

「この程度でよかった。業が消えた」

と口にするだけでも心の重荷がおります。

実は昨日一時間掛けて作ったファイルが消えてしまい、一瞬落胆したのですが、

この言葉を思い出して唱えたところ、気持ちの切り替えをスッとすることができました。


災難に対してこう捉えられるようになると、

良寛さんのこの教えが、より親身に沁みてきます。

『災難に遭う時節には災難に遭うがよく候、

死ぬ時節には死ぬがよく候、

是はこれ災難をのがるる妙法にて候』

ジタバタせずそのまま受けいれ、感情で評価しないということですね。


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