祈り No.2511
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私のために歌わぬように
あなたのために歌う私でいられますように
ベー・チェチョル(テノール歌手)
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『105歳 どうしても遺したかった言葉 生きていくあなたへ』(日野原重明著・幻冬舎文庫)からのご紹介です。
韓国人テノール歌手のチェチョル氏は、ヨーロッパの舞台でめざましい活躍し、
アジアのオペラ史上最高のテノール歌手と呼ばれるほどでした。
しかし、後少しで世界の頂点に手が届くというときに、若くして突然甲状腺がんに倒れ、
がんの摘出のため、声帯と横隔膜の神経を切断。話す声すら出なくなってしまいました。
歌手として活動できなくなり、経済的にもつらい状況になり、周囲にいた人も一人また一人と遠ざかっていったそうです。
しかし、そんな中、声の出ない彼を献身的に支えたのは、ある日本人の青年でした。
そして日本での手術を受けることが出来、チェチェルさんは再びステージへ。
その手術は世界初となるもので、成功率がとても低いと言われていたそうです。
そんな彼が、歌う前に神様に祈るのが冒頭の言葉。
「祈りの言葉を持つ」ことの力を感じます。
真剣勝負に臨むときに、祈りの言葉がいるのかもしれません。
あなたの祈りの言葉はなんですか?
※明日(2/26)と月曜日(3/1)は休刊となります。
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