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真剣に生きる No.2499


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中学2年性の時に平家の自宅を二階建てに改装することになりましてね。

近所の若い大工さんがお昼休みも取らずに、

パンを齧りながら一心不乱に働いている姿を見て、すごいなと。

この人は真剣に生きてる、仕事に誇りを持って働いている、

自分も建築の道に進みたいと思ったんです。


安藤 忠雄

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「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」(致知出版社)からのご紹介です。

この名もなき大工さんが一所懸命仕事をする姿に感化されて、世界的建築家が生まれた。

誰かの一所懸命が、すれ違う誰かの人生に大きく影響することがあるのですね。


先日「徹子の部屋」で、謎解きで有名な松丸亮吾さんがこんなことを語られていました。

西田悠弥君という小学3年生の男の子がメイク・ア・ウィッシュ経由で、

「松丸君に会いたい」と言って佐賀県から東京まで来てくれたそうです。

メイク・ア・ウィッシュは、難病の子供達の一番叶えたい夢を全力でサポートする団体。


当時の松丸さんは謎解きを世に広めたいと大学を休学して仕事としてやっていましたが、

まだTVに出る前で有名でもなく、でも悠弥君は松丸さんのことを知っていて、

松丸さんが作る謎解きをすごくすごく大好きで会いたいと言ってくれた。

しかしその頃、実は松丸さんはもうそろそろ謎解きの仕事を諦めようと思っていたそうです。

鳴かず飛ばずで、謎解きは世間に受け入れられないのかなと思って、ここら辺が潮時かなと思っていたと。

そんな時に会ってみた悠弥君は

「松丸さんは僕の生きる楽しさを作ってくれた人です。

これからも謎解きを作り続けて下さい」

と熱い熱いメッセージをくれました。

そんな悠弥君に触れて、松丸さんは、

「自分が本気で謎解きを作り続けていれば、反応してくれる誰かがいて

そういう人を大事にしてこれからも仕事にしていこう」と心を決め、今の活躍に繋がります。


悠弥君は残念ながらその後10歳で天使さんに。

そして、今年悠弥君が生きていれば卒業の年だったので、

その小学校に行って謎解きのイベントを開催したそうです。


誰かの一所懸命が、誰かの心に触れ、さらにその想いで助けられる人いる。


人生、一所懸命になる理由は自分のためだけではないのでしょうね。


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