無用の者 No.2585
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だいたい聖人が人を教えるには、相手を一つの鋳型にはめこんだりはしないものだ。
相手が『狂者』ならその進取の気性を生かしてひとかどの人物にのばしてやるし、
『娟(けん)者』ならその頑固な性格を生かしてひとかどの人物にしたててやる。
人の才能や気性はどうしたって同じでありえないのだから。
王 陽明
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北条氏綱が死に臨み、五箇条から成る訓戒状を息子の氏康に遺しました。
その2番目にこんな言葉があります。
『人には捨てるような者はいないので、家臣・領民を慈しむこと』
冒頭の王陽明の言葉にも通じる訓戒です。
その人を無用と思うかどうかは、評価する側の判断と器量。
何でも出来る人はいないですが、みんな何かしらは出来る。
その人の良い所を活かしていけば、自己責任の気持ちも芽生えて、きっと活躍してくれることでしょう。
人間に多様な個性があるのは、協力し合うためだから。
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