楽観　No.2517

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世の中捨てたもんじゃない。

きっと誰かが助けてくれる。

心の底からそう信じられるのは、ひとえに愛情を注いでくれた祖母のおかげでしょう。

叱っても必ずそのあとにぎゅっと抱きしめてくれた。

子どもは抱きしめられると、本当にうれしいんです。

小学校一年生のときに担任だったタカハシタキコ先生も、

寂しそうな僕を気遣って、よく放課後に一分間抱っこしてくれた。

そういう愛情の伝わりは、一生残るんです。

おかげで、人懐っこく、誰に対しても心を開ける性格になりました。

中野　善壽(よしひさ)

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伊勢丹、鈴屋、台湾企業で異例の実績を残し、寺田倉庫の経営改革を担った、

中野氏の著書『ぜんぶ、すてれば』(ディスカバー・トゥエンティーワン社)からのご紹介です。

その経歴の中ではいくつもの「ピンチ」があったそうです。

でも、ゼロから再出発することも、人が離れていっても人間不信にならなかった。

その理由を冒頭の言葉で説明されていました。

将来の困難を超えるための力を蓄えるためにも、沢山子ども達を抱きしめてあげることですね。

いや、大人だって抱きしめられると嬉しいものでしょう。

ハグは免疫力を上げる効果があるとも言われています。

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