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レスター戦からみるブライトンの右サイド3人の連携

今回はプレミアリーグ第27節ブライトンvsレスターから右SBフェルトマン、右SHグロス、トップ下ララーナによる3人の関係性について紹介します。

まずこの試合のスタメンがこちら。ブライトンは4-2-3-1、対するレスターは3-1-4-2の布陣でした。

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試合結果は1-2でレスターが勝利。10分にスローインの流れからララーナのゴールでブライトンが先制、ホームチームが良い時間の進め方をした前半でした。しかし62分にイヘアナチョ、そして87分にはコーナーキックからアマーティーが得点を挙げ逆転という流れでした。

ここからが本題、ブライトン右サイドの連携に入ります。まずひとつめです。

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この試合多かったのはSHのグロスが低い位置に降り、SBのフェルトマンが高い位置に進出するというポジションチェンジです。左サイドではSHのトロサールが高い位置で幅を取り、CHのマク・アリスターがライン間に侵入することがほとんどであったのに比べ、右サイドの流動性はとても高いものでした。この図の配置から再現されたのがこの移動。

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ララーナが引く動きをいれ、フェルトマンがサイドから斜めに入り込み、それに合わせてグロスが位置を上げるという移動です。ララーナが作ったスペースには外からフェルトマンが、フェルトマンが作ったスペースには下からグロスが侵入していきます。CBホワイトからグロスへのパスがもう少しスピードも含め精度が高ければチャンスの数を増やせたかもしれません。当然、ソユンチュが付いていかなければライン間でララーナはフリーですし、カスターニュがフェルトマンに付いていかなければホワイトのパス1本でフェルトマンに決定機が訪れる可能性があります。

次に行きます。この場合はフェルトマンが低い位置でホワイトからボールを受け、そのパスのタイミングで相手中盤ライン手前にいるグロスがランニングを開始します。このランニングはフェルトマンが低い位置でボールを受けることによって生まれるスペース、つまり相手WBカスターニュの背後のスペースに向けて行われます。

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相手左IHティーレマンスはこのグロスのランニングには付いていかず離す事が多かったです。よって相手左HV(CB)のソユンチュに対して広いスペースでララーナ+グロスが数的優位を形成することが出来ます。そしてここでポイントとなっているのがCFモペイ。この時にしっかり中央にいることで相手CBを固定し右サイドのスペースを確保していました。

①フェルトマンからララーナにパス、ララーナからグロスで抜け出したシーン。

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②フェルトマンが内側へドリブル、ランニングをしたグロスにソユンチュが食いついたところでフェルトマンからララーナへ浮き球のパスを通したシーン。

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今回は以上です。

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