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風の谷のナウシカ

皆さん、上のタイトルをみて何を思い浮かべますか?

映画のワンシーン、特にエンディングですかね?
大ババ様の
その者 青き衣をまといて 金色の野に降り立つべし

またはオープニングで風の谷の映像ですかね?


自分は原作の漫画の方が好きなんです。

原作の漫画を読めばわかる。という話では読書感想にはならないので
少しだけ書いてみます。

原作の漫画は7巻まであります。
映画は端折って2巻程度となってます。

映画では出て来ない地域、兵器、登場人物、深遠なるストーリー。
また、腐海の謎が解き明かされ、なぜそれが必要なのか。
どうあるべきなのか。

1982年の発売ですが、今でも色あせない面白さがあります。

色々な登場人物による立場や心情の変化、あるべき姿と欲望とのバランス。

人間の濃い部分が登場人物に反映されており、
物(お酒やお宝)や権力(思想)に寄ってしまう人々、権力の使い方や忠誠心なども、リアルに置き換えればあるあるだなぁと感じつつ。

個人的には森の人が好きです。

SFファンタジーってジャンルらしいのですが、
SFはサイエン・スフィクション。
サイエンス・フィクション・ファンタジー。

エンディングは身も蓋も無いですよ。ほんと。それでも生きるんです。
今ある生をどう受け止めるか。ナウシカに共感できるなら世の中捨てたもんじゃない。

でも、そうじゃないよねって思う今日このごろ。




#読書の秋2022

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