アフォーダンスの悪しき面
ファーストフードのマクドナルドに置かれた椅子を取り上げたい。マクドナルドの椅子は硬い。座ると硬くて座り心地が悪いため長居をしたい気がなくなり、自然と席を立ち帰る。これは回転率を向上させて売上を上げるための経済合理性に基づいた設計だと言われている。
社会学者のジョージ・リッツァは著書『マクドナルド化する社会』のなかでグローバリゼーションにおける「効率性」「計算可能性」「予測可能性」「制御」を推し進める消費社会の商品デザインとしてマクドナルドの椅子を紹介した。 マクドナルド