アイドル誕生 面白いドラマを見つけた。

2023年12月1日 NHKのBS局がひとつ消滅した。HV規格でのBS1とBSプレミアムが統合され、4Kと8Kは存続となった。

これってBS契約して正規に受信料を払っている者からすると放送サービスの低下に他ならない。何故なら従来BS1はニュースとスポーツのほぼ専門局であり、BSプレミアムは衛星波の総合チャンネルの位置付けだから、統合されれば当然落ちこぼれるプログラムも出てくることになる。

本来なら、ほとんど受像機が売れていない8Kチャンネルを削減するのが筋だろう。(8Kは実験放送=今でも放送時間が短いので似たようものだが、にしておけばいいのに)

 さて、横道の話はこれくらいにして、その統合記念というか、停波お詫びと言うのかタイトルのドラマが地上波(1月2日に放送されるらしい)に先駆けて放送された。

 阿久悠を題材にしたドキュメンタリー風ドラマではあるが、生存者も含めて全員が実名で展開される。今期の朝ドラも実話風とは言え、

笠置シヅ子は福来スズ子、服部良一は羽鳥善一(うまい!座布団1枚)とあくまでモデルとしているがフィクションとして描かれているのに対し、こちらは登場人物を含め全て実話(風?)に作られている。だからキャンディーズもピンクレディも桜田淳子も、山口百恵、清水由紀子、岩崎宏美等々が出てくる。ドラマ中の歌唱も吹き替えでなくその俳優が歌っているのも新鮮だ(一番うまいのはピンクレディ)。スタ誕(当然、司会の萩本欽一も出てくる)やレコード大賞、実在するプロダクション名もどんどん出てくるのだから、権利&許可取りは結構大変だったんだろうなと余計な心配もしてくる。

中味は地上波放送前なので割愛するが、メインはピンクレディを擁する阿久悠陣営と山口百恵をプロデュースした酒井政利との関りで進行していく。

 唯一のネタバレになるかも知れないが、阿久悠は生涯、山口百恵の曲は一つも書かなかった。というか書かせてもらえなかった。このあたりの機微はドラマで確認してもらいたい。

ということで今後も国内、海外に限らず面白かったドラマを随時紹介していきたいと思う。


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