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ドイツサッカーと日本サッカーをアマチュアレベルで経験して感じたギャップ

こんにちは。Takumaです。

普段はドイツでの映像制作やフリーランスの話をメインにしていますが、 今日はサッカーについてお話ししたいと思います。

主には日本とドイツのサッカーの違いやドイツサッカーあるあるなどです。
(※プロやセミプロレベルでの比較ではなく、あくまで一般的な比較なので、その点は予めご了承ください)

ボクのサッカー経歴

サッカーに関しての経験としては8歳の頃から少年サッカーを始め大学まで体育会サッカー部で勤しんでおりました。
しかし、全国大会に出るようなレベルではなく、小学校や中学校の時に地区トレセンに選ばれていたレベルです。 

ポジションは小学校はトップ下、中学校ではFWかDFのどちらか。
高校以降はセンターバックかサイドバックをメインにしていました。

そして、ボクがドイツで初めて サッカーをしたのは大学時代にシュトゥットガルト近郊に留学していた時でした。
留学先の大学の近くにある地域クラブに所属してクライスリーガというリーグで1年間出場しました。そして、現在は32歳以上の7人制サッカーでFCヴィクトリア1889ベルリンというクラブに所属し、副キャプテンとして活動しています。

ヴィクトリアはヘルタベルリンやウニオンベルリンに次ぐ3つ目にベルリンで大きなクラブ(たぶん)で、で現在3シーズン目を迎えています。

ドイツサッカーで感じたギャップ


フィジカル半端ないって!

まず、ドイツに来て初めて感じた ギャップというのはやはりフィジカルの面です。
日本ではセンター バックをやっていたということもあって、一対一の強さや フィジカルの強さなどは結構自信があったのですが、 いざドイツ人と接触した時には、その体の構造の違いを身をもって感じました。

説明すると難しいのですが、体の中の肉がしっかり詰まっているというか、 骨が太いなっていう印象を持ちました。
ディフェンスをしている立場からしても、 相手FWにマークについた際に手で掴まれてしまうと全く身動きができなくなるようなパワーがありました。

ただ今はそのフィジカルの差にも慣れてきていて、体を当てるor入れるタイミングや、相手FWに掴まれないようにあえて距離をとってマークについたりして対策しています。

この体格差を対等以上にトップリーグで活躍している日本人プロ選手には尊敬しかありません。


玉際の激しさ

ボールを取りに行く意識の違いは大きく感じました。

日本だと相手に抜かれないようなディフェンスをするのが主流であると思います。
相手の攻撃を遅らせて、コースを切りながら追い込んで仲間と一緒に挟み込んで取るようなイメージですね。

ドイツの場合はと言うと、とにかく足を出してボールを奪いに行きます。

極端な数的不利な状況じゃない限りは、とにかく抜かれてもいいから相手との距離を詰めに行き奪いに行きます。

逆に距離を空けているとディフェンスしてないような印象を持たれてしまい、味方から「プレッシャーをかけろ!」と怒られてしまいます。

日本人オフェンスの選手とっては、相手選手が間合いなどを気にせずに奪いに来るので、順応するのに多少時間は必要だと思います。

現在リヴァプールで活躍している遠藤選手も過去のインタビューで、足を出して奪えなくてもいいから、ボールを引っ掛けて次のアクションに進むことが重要だと言っていました。 

50/50のボールに対してもスピードを落とさずに全力で突っ込んでいく強さがあります。
アラサーのボクは骨折させられそうで、いつもビクビクしています。笑


ピッチ上はすごく感情的

試合中は相手に対しても、味方に対してもすごく感情的になっている人が多いです。

シュトゥットガルトのチームでプレーしていた時もベルリンでプレーしている今も、しょっちゅう相手チームや味方に対してキレている選手が多いです。

試合が終わったら、 相手味方問わず握手して平和に終わることが多いですが、試合中は頻繁に口論や突き飛ばしが発生して、 レッドカードが1試合に2枚出る ケースなども 頻繁に発生します。

チームメイトの自分からすると「おい、またかよ・・・」といううんざりした気持ちになりますが、、

よく言えば勝負にこだわる気持ちが強いということかもしれません。
もしくは民族的にアンガーマネジメントができない人が多いのかもしれませんが、、

また試合だけに限らず、練習中も味方同士で発生することもあります。


エゴが強い

これはヨーロッパで優秀なストライカーが生まれている要因だと僕は感じていますが、 エゴの強い選手が多いです。 まさしくブルーロック。
ボールを失っても折れずにドリブルで何度も仕掛けに行く選手や自分のミスでボールを奪われたとしても、味方選手のせいに責任を転嫁する選手が多いです。(良くも悪くも)
周りにどう言われようと自分がゴールを決めるという意識を持っている選手が多いと感じます。

日本は協調性やチームプレーを楽しむ選手が多いと感じますが、ドイツの場合はあくまで個人ありきという印象があります。 

視野の広い選手の割合が少なかったりという他の要因もありそうですが、これからサッカー留学を目指そうという方も周囲の選手のエゴに飲み込まれないように注意してくださいね笑


日本の技術力は高い

もちろん選手のレベルによって違うのはありますが、 平均して日本選手は技術が高いと思います。
ボールコントロールはもちろん、視野の広い選手も多く、これは日本の育成レベルの高さを象徴していると感じます。

ここ過去10年ほどで多くの日本人選手がドイツのブンデスリーガで活躍しているのは、そこが一つの要因でもあるのかなと僕は考察しています。

ドイツのリーグでは所謂『強い選手』が多いのに対して、逆にスペインのリーグだと『上手い選手』が多いという印象は皆さんにも共通してあるのではないでしょうか。

技術力の高い日本人選手がドイツリーグでプレーすると、差別化を発揮することができ、 活躍できますが、 スペインのリーグの場合は周りの選手がテクニック系のタイプが多いこともあり、日本人のストロングポイントである技術で相手を凌駕するというのが難しいのではないかと思います。


想像を超えてくるプレー

前述のとおり、技術力の高い日本人選手が多いと思います。
ただ、ドイツでは練習中は凄く下手な選手なのに、いざ試合となるとスーパーゴールを決めるような勝負強い選手が結構います。
ものすごい距離からダイレクトボレーをゴール角に突き刺すみたいな・・

これに関しては要因は謎ですが、いつも驚かされています


最後に

ドイツでもサッカーもトータルで4年目となっていますが、個人的にはすごく楽しんでいます。
おじさんサッカーをして、練習後や試合後にチームメイトと一緒にわいわい飲むドイツビールは格別です。

これから海外サッカー留学を目指そうと考えている方へのアドバイス
現実的にはサッカーの上手さだけ活躍することはなかなか難しいと思います。
サッカーをする上で、味方とのコミュニケーションや戦術理解のために言語習得は必須だと思います。日本で母国語でサッカーをする環境に比べ、自分の要求を味方に伝えられない場合、海外生活での苦労に加えてピッチ上でのフラストレーションはかなり高まるはずです。ぜひ言語の習得にも力を入れて欲しいと思います。ドイツの場合はドイツ語。

もし誰かの役に立てたのなら幸いです。

それではまた!


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