11.複利の法則

こんにちは。中学校で教員をやっている、コーチのコーチを目指すくまぴです。いつも読んでいただきありがとうございます。
 今回は「複利」について書いていこうと思います。経済や金融の分野でよく使われる考え方ですが、日常の生活においても応用可能な考え方です。私は、自分のクラスでよく話をして、納得した顔をしてくれることが多いです。ぜひ、参考にしていただき役立ててください。よろしくお願いします!


参考文献


 今回の参考文献は、私の師匠(勝手に呼ばせてもらっています🙇)である「バスケの大学」の三原学さんのVoicy・インスタの記事からシェアさせてもらっています。今回の「複利」以外にも、生活に役立つ情報が盛りだくさんです。一度、見てみてください!

複利とは

 複利とは、「かければかけるほど倍に増える」という効果のことです。複利の反対は単利(足し算)になります。本来は金融で使われる言葉ですが、日常の努力もこの「複利」が働くものだと考えます。毎日の努力の習慣が、大きな成果を出すということを説明するのに、この考え方が最適です。

 以下の表は、100%の金利があったとして、単利と複利でどれだけ違いがあるか示したものになります。
 
日数  単利  複利
1日目  1     1
2日目  2    2
3日目  3    4
4日目  4    8
5日目  5    16
6日目  6    32
7日目  7    64
8日目  8    128
9日目  9    256
10日目  10      512

複利の実感

 スポーツを指導している中で,急にうまくなったと感じる時があります。階段のように一段ずつ登っていくのではなく、グラフでいう横ばいのところから突然「ぎゅん!」と上がるイメージです。これは複利で努力が積み重なったからだと説明できます。
 人は、失敗で落ち込むものです。1回や2回の失敗でしょげてしまい、その後の努力をやめてしまう人がいます。そんな人には、「努力は複利で成長するし、後で結果が出るから、やめずに続けなさい」と言いたいです。ボトムアップ思考で常に改善を繰り返せば、その努力は複利で積み上がります。
 逆に、努力を止めれば成功することはありません。今の努力で失敗してしまったのだから、現状維持で良くなることはありません。むしろ、現状維持は衰退していきます。なので、失敗があったとしてもそこでやめたりせず、とにかく続ける。良いことは早く始めて、長く続ける。これを意識していきましょう。

複利はマイナスもある

 以上のように、改善を繰り返して行動を続ければ爆発的に成果が出る複利の魔法ですが、明るい話ばかりではありません。サボりも複利が働くという怖い事実もあります。これくらいでいいやという改善なき妥協は、マイナスの複利で人をダメにしてしまいます。「全くうまくいっていない」3年間を過ごした生徒を見ると、サボりの複利としか思えません。

まとめ

 
 今回は「複利」についてまとめていきました。毎日少しの努力(1.01倍)を1年間(365日)続けていくと、大きな成長(37.8)になります。逆の場合(0.99×365)は衰退し(0.03)、やがて力がなくなってしまいます。
 私もこの話を聞いてから、続けていくことの大切さを学ぶことができ、「今日は疲れたからやめておこうかな…」という時のひと粘りができるようになりました。このブログも、最低月に2回と決めてやっていますが、毎日更新したいものです。短くても、頑張ります!

今回もありがとうございました。また次回もよろしくお願いします!

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