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正解に縛られない生き方ができる国

僕は現在、University of Victoriaという大学に通っている。

この大学には、約2万人もの生徒が在学しており、いわゆる「マンモス校」と定義できるだろう。

僕自身、大学に通うのは初めてだが、授業を通して気づいたことがある。それは、

カナダには柔軟性がある

と、いうことだ。言い換えると、

答えはあってないようなもの

ということがわかった。


僕の実体験を元にくわしく説明をするので、「〇〇が絶対に正しい」みたいな日本っぽい考えがあまり好きではない人は、ぜひ読んでみて欲しい。


答えになっていないのに100点だった話

僕は大学でビジネスを専攻しているのだが、学期ごとに自分が勉強する科目を選べる。

例えば、過去にはマーケティングや会計など10科目ほどの授業をとり、現在は金融と戦略的リーダーシップという2科目を勉強している。

数日前に、金融の授業で出された宿題をしていると、こんな問いがあった。

たとえ生命維持に必要な薬であっても、製薬会社が特定の薬に高い値段をつけることは倫理的に許されるのか?

メディケアやメディケイドが直接薬価を交渉することは、どのような利点があり、どのような結果をもたらすのだろうか?

FDAに対して、処方箋薬の承認審査基準を引き下げ、臨床試験プロセスを迅速化するよう求める声が多く聞かれます。これらの変更は、製薬会社の株価にどのような影響を与えると思いますか?これらの変化は、患者にどのような影響を与えると思いますか?

かんたんに説明をすると、アメリカの製薬会社が薬の価格を5〜6年かけて5000%値上げをしたという記事を読んで、上記の問いに答えなさいという宿題。


僕の回答はこうだった。

このケースを読んで私が感じたことをお伝えしたいと思います。
まず、製薬会社は、良く言えば、参入障壁が高く、製品の価格を自由にコントロールできる「最強のビジネス」であると感じました。

一方で、最悪の場合、製薬会社は、患者さんの利益を二の次にする「悪徳ビジネス」になりかねません。つまり、倫理的に問題があるのです。しかし、法律に違反しているわけではないので、個人的には、医療に頼らなくてもいいように、一人ひとりが日常生活の中で健康に気を配ることが何よりも大切だと感じています。

このテーマを別の視点から語るために、ちょっとしたファンタジーをお話します。

製薬会社が「20年後、薬を飲まずに健康に暮らそう」といった新しい視点のキャッチフレーズで30代、40代の健康状態をサポートし、その利益ですでに薬を必要としている高齢者の負担を軽減するなどの対策を講じれば、製薬会社にとっても好印象だし、薬を必要としている消費者にとっても嬉しいのではないでしょうか?

せめて、そんな本質的な社会を作りたいと思います。

(※英文から翻訳)

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