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#6 成長を感じるとき

 こんなタイトルにしてみたが、自分で「成長した」と思う人ってあまりいないのかもしれない、とふと思った。
 いわゆる「自己肯定感」が高いのかもしれない。それはどんなことでも、精一杯頑張ってきたことによって、何らかの結果を得られた、何かの役に立ったという経験が強いからだろう。もちろん全て成功したわけではない、失敗によって「こういうことがダメなんだ」と思ったことも込みである。

 エネルギーのある人をみたり、触れたりすると、それに負けたくない、と思ったり、こういうことって本来自分もできるんじゃないか、と思って原動力にすることも大事なスキルかもしれない。

 今年、自分から様々な行動をしようと考え、意識していることの一つに「責任感」がある。これまでは、自分が頑張ること、結果を出すことにしか取り組めていなかったという反省もあり、チームや会社をどうするか?という立場に立ったときに、その「責任感」はとても重いと感じることがある。と同時に、それは本来自分がやりたかったことでもあるし、ここでチャレンジをできないようではダメだ、と思えるようになってきた。

 いろんな考えが根底にあるが、何かを起こすときには、思い立って行動するものだ。今は、そうしたときにふと客観的に自分を見ることがあり、「今すべきことってこれなのか?」「この行動をしたときにどうなるか?」などを一瞬でも立ち止まって整理するようにしている。
 こういったメタ認知をすることによって、自分に求められている言動って本当は違うんではないか?と軌道修正できたりする。
 ただ、この時間がかかるようだと、まだまだスピード感はなくって、次に、行動をいかに起こせるか、実行できるかという課題がやってくる。

アイディアは発散をさせたあとに、収束させ、実行する力が必要である。

何かに詰まったときは、まずアイディアを出すことで元気になれるし、チームの活力も生まれる。ただ、出しっぱなしだと結局何も変わっていなくって、次のステップの必要性を感じる。
やはり、小さいことでもいいから、「何かを成し遂げる」経験をするべきだ。
少なくとも、その一員になったという経験が重要だ。

 そして、将来自分がやりたいことに向かうためには、たくさんの障壁やいろんな意見に直面するだろう、そのタイミングでめげていては自分は変わらない。
そして、その度にそれを環境のせいにして、転々と場所を変えていてはさらにもったいない。

 成長のできるチャンスなのに
 チャレンジしたからこそ、たくさんの障壁やいろんな意見に直面するのであって、そこで諦めてはもったいない。そこには明確な意思があり、実行したいことがあれば、乗り越えるために必死になれるはずだ。

来週は、こういったときの心理的な状況、「自発性パラドクス」についても触れていきたいと思う。
この言葉にたすくで出会って、金子郁容先生の本を読み、「自発性パラドクス」という状況は、誰しも自ら行動を起こしたときに陥りがちな心理状態だということが理解できた。

自発性パラドクスに陥ったときこそ、成長のチャンスだ!!
大いに自己矛盾に葛藤して、もがいて、乗り越えよう!

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