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#4 自分を知ること  動機付けno.2

先週の記事で、動機付けについての話に触れた。

一人一人みんな動機付けられるものが違う、だからおもしろい。

また、子どもの頃は育った環境や親の影響を受けることが多い。

自分が経験したことについて、知的好奇心が高まる
触れる機会が多いものが、自然と自分のルーティンになっていく

小学校の頃、「お相撲さんになりたい」と言っていた。
毎日学校から帰るとおばあちゃんちに行き、夕ご飯を食べて過ごしていた。
18時までは相撲をずっとやっていて、貴乃花とか曙が毎日映っていた。

好きな食べ物は「かぼちゃの煮物」と言っていた。
よくおばあちゃんちで食べていたし、実際いまも好きである。 

その頃よくおじいちゃんとやっていた将棋やナンプレ、アナログボードゲーム・・
あの経験ってすごい良かった。
友達の家に遊びに行って、お父さんと将棋をやって友達はゲームをしていることもあった。 

 話は先週の記事に戻るが、動機付けがうまく育っていないお子さんへのアプローチ方法として、Choice Maiking(選択機会の保証)のアプローチをする。
臨床経験的には、これはすごい効果があって、なんでも提案に対して「やだ」「やりたくない」と言うお子さんがいたとする。もちろん様々な理由はあるが、このChoice Makingの考え方を使うと、「どっちがいい」と選ばせる。
 そうすると今まで「やる」か「やらないか」だったものが「どっちかをやる」という「やる」前提の立場になる。そうすると、「じゃあこっち」と選んでくれる。
苦手意識があるもの、人に強要されることに対しては応じづらいが、「自ら」やる環境をどう作ることができるか?が重要ということだ。

これは日常のどんな場面にも使えて、「赤と青どっちのハンカチにする?」「どっちの靴履く?」「どっちのスプーンで食べる?」でも良い、とにかく選択機会の保証をしていくと、自分から選べる子になってくる。
まだ、「自分はこれがしたい」とはっきりしない頃だ。 

日々選択肢があることで選んでいる場面は日常にないだろうか?
コンビニはその機会が豊富にある。
お茶やコーヒーが一種類しかなかったら?おにぎりの種類が少なかったら?
「選ばない」ことを選んでいることはないか?
たくさんあるから買いたくなるし、そこに新商品が並べられていようものなら、買ってしまう人も多いだろう。
好奇動機という、新規性のものに動機付けられる人はこの気持ちがわかるはず。

 ここで、本題の自分の動機に移ると、物事を決まった通りに実行できることが嬉しくて、イレギュラーでその予定が崩れると結構嫌な気持ちになることが多い。
左左脳タイプの人はもともとロジカルに全部組み立ててその通りに実行したいという人が多いが、それはとてもよく当てはまる。
 旅行では細かく予定を決めたいし、しおりを作りたい
 1日の業務は決めたToDoリストは全て終わらせたい
 表を埋めるときは全部埋まっていないと気持ち悪い
いま、たすくで取り組んでいる「思考手帳」もそうだし、スタープランナーの手帳を使っていたときもそうだった。(下の写真)

スクリーンショット 2020-05-14 20.07.23

 何か埋まっていないと気持ち悪いし、埋めたい気持ちが出てきて、うっかり忘れた日があっても遡って記入している。
 これはASD(自閉スペクトラム症)のお子さんのルーチン通りに生活を送るのが安定することにもとても活用でき、お子さんはスタッフよりも絶対ちゃんと書いている子が圧倒的だと思う。(そこはみなスタッフも頑張ってほしい)

 自分に限って言えば、立場上、自分が書かないわけにはいかない、ということも大きな動機になっている気がする(もしかして大きい?)

自分の特徴を知っていることで、いろいろな物事やタスクが降ってきても、冷静に処理することができる。段取りしないとうまくいかないことを知っているから。

 自分のできる範囲で全力なのは当たり前で、でも、誰かになろうとか、こうしなくちゃいけないって思わなくてもいいんじゃないか?
 ただ、自分の一番パフォーマンスを出せる状況や、やり方については自覚した方が絶対に良い。

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