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サーチフィールド元取締役齋藤隆太をこれからもよろしくお願いします!

2018/6/30で、僕が以前代表を務めていた株式会社サーチフィールドの取締役であった齋藤隆太が退任した。

※本人の退任エントリはこちらから
※本日(7/2)より株式会社CAMPFIREに転籍し、FAAVO / CAMPFIREローカル事業部長として働いている。頑張れ!

退任にあたって、22歳の時に株式会社USEN(当時)に新卒で入社し、まがりなりにも一緒に10年以上近くで働いてきた身として、「ああ、そうだな」と思うことがあったので、書いておく。

10年以上一緒に働いてきて、僕は齋藤以上に優秀な人間を知らない。

同世代(±3歳)は全員ライバルだと思っていた新卒時代から、起業して10年経ち同世代の起業家が増えてきた今に至るまで、齋藤以上に優秀な人間に会った事がない。

サーチフィールドで一番優秀な人間は誰だったか?と聞かれれば、それは間違いなく齋藤だ。即答で齋藤。僕は3番手か4番手くらいだったと思う。

酔っ払うと面倒くさいし、靴は無くすし、記憶は無いし、何かトラブルが起こると、とりあえず飲みに行こうと誘う楽観的な部分は多々あったが、それでも齋藤がナンバーワンだ!(ベジータ風に。)

ここで一つ、優秀さの定義をしたいと思う。
ベンチャーやスタートアップにおいて、何を持って優秀とするか?

地頭の良さや要領だったり、営業力やエンジニアとしての能力、特別なスキルセットや資格などなど、優秀さを可視化する言葉はいくらでもある。

でも僕は、ベンチャーやスタートアップに置いて「コミット力」こそが一番大事な要素であり、優秀=コミット力が高い人間だと考えている。

そう、齋藤のコミット力は誰よりも凄かった。

創業当初、1年目にして2度の倒産の危機に直面したが、どちらもギリギリの所で大型案件を取ってきたのは齋藤だった。しかも飛び込み営業で。信じられない離れ業を成し遂げた。

FAAVOの立ち上げ時もそうだ。正直僕は当初あまり上手くいかないと思っていた。でも齋藤は結果を出した。色んな新規事業を検討し、スタートさせ、撤退していったサーチフィールドの歴史の中で、唯一残った新規事業がFAAVOだった。これだけでも齋藤の凄さがわかる。

齋藤の優秀たる所以はこのコミット力だ。絶対になんとかするというコミット力が突き抜けている。目標に対する達成意欲が半端ない。僕もストレングスファインダーで「達成欲」が強い人間だから、より際立って齋藤の良さがわかる。それは、僕とは良い意味で違うコミット力だった。僕もコミット力が高い人間だと自負しているが、僕とはまた違った性質を持つコミット力だった。言語化するのが難しいが、コインの表と裏の様な存在だったと思う。

だから齋藤にはこの10年、常にプレッシャーをかけ続け、高いハードルに挑戦して貰った。その結果、沢山喧嘩した。小さい事から大きい事まで、くだらない事から真面目な事まで、本当に沢山喧嘩した。しかし、齋藤は一度も心が折れる事なく、常に会社のために、僕の期待以上の働きをしてくれた。

もしも戦友と呼べる存在がいるとするならば、僕にとっては齋藤が一番の戦友だろう。本人に話すと「俺は違うけどね」と言われるだろうが、少なくとも僕にとって齋藤は戦友であり、ライバルであり、親友だった。いや、仲は良くなかったから親友ではないかな。うん、戦友って感じだな。やっぱり。

齋藤はどこに行っても、どんな仕事をしても必ず結果を残すコミット力を持っているから何も心配はしていない。何も心配はしていないが、一緒に働く事が無くなると思うとちょっと寂しくもある。いや、だいぶ寂しい。

だからこそ僕はまだまだ頑張れるし、齋藤も新天地で頑張る事だろう。

これから先の事なんてどうなるかは分からないが、少なくとも僕はいつかまた齋藤と一緒に仕事がしたいと思っている。でも次に一緒に仕事をする時に現状維持の関係は絶対に嫌だ。お互い今以上にレベルアップし、切磋琢磨できる存在でないと一緒に仕事をする意味がない。

だからいつの日かまた一緒に仕事ができるその日まで、僕らは僕らの仕事にコミットし、結果を出す事でお互いに刺激を与えあっていきたい。

いつまでも切磋琢磨できる存在がいるという事は、経営者にとって幸せな事だと思う。ありがとう齋藤。頑張れ齋藤!

写真はFAAVOチーム送別会の二次会後。日付が変わって深夜1時過ぎ。
この3分後にいつもの様に齋藤に飛び蹴りをかまそうとして失敗し、アスファルトの上に叩きつけられ、肋骨にヒビが入った愚か者が私だ!!

全治3週間。

お後がよろしいことで。

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小林 琢磨(ナンバーナイン代表)
技術(スキル)と魂(ソウル)で漫画(コミック)の価値(バリュー)を最大化(マキシマイズ)する。