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身寄りのない人の緊急連絡先はケアマネジャー?

こんにちは、たくまです。

わたしはショートステイの窓口担当として、ショートステイに泊まる人を受け入れる業務を行っています。
そんなわたしが受け入れに困ってしまうケースを、今日は紹介させてください。
わたしが困ってしまうケース、それは身寄りのない人を受け入れるケースです。

ショートステイのような家から通うタイプの介護サービスは、利用中に本人が発熱など体調不良になったら、基本的に家に帰ってもらうことになります。
このとき、家族がいればお迎えに来てもらえますが、ここで問題になるのが身寄りのない人が体調不良になった場合です。
身寄りがないわけですから、誰も迎えに来てくれません。
そうなると、ショートステイの事業所としては困ってしまいます。

そこで登場するのがケアマネジャーです。
基本的に、利用者には担当のケアマネジャーがついています。
このケアマネジャーが、身寄りのない人の緊急連絡先になってくれることがあるのです。
緊急時にケアマネジャーが動いてくれて、ショートステイ的には助かります。
ですが、ケアマネ的にはこれって大きな負担です。
負担というより、これはもうケアマネの業務の範囲を超えてしまっています。

ケアマネの業務は、利用者の介護サービスの調整をすることです。
利用者の緊急連絡先になることは、ケアマネの業務に含まれません。
しかし、緊急時に誰も動ける人がいないという理由で、仕方なくケアマネが緊急連絡先を引き受けているという現状があるのです。
事実、わたしは何度も「何かあったらわたしに連絡してください」と、身寄りのない人のケアマネから言われたことがあります。
ショートステイとしてはありがたい限りですが、ケアマネの立場を考えるとかわいそうです。

こういった制度の隙間、どうにかならないものかと思います。

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