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第一次産業に従事する

 転職をするにあたり、”実家を継ぐ”という流れが多くあるかと思うが、私の場合は、先祖代々の田畑はあったが、父の手伝いをするという使命感にも似た転職例としてはレアかもしれない。

 自己紹介でも述べた通り、父は農機具のセールスマンを退職後、実家の田畑で麦と水稲の栽培を始めた、同時に営農組合の設立に立ち会い機械利用部長として活動していた。
 営農組合は、受託作業で、田起し→代掻き→植代→田植→稲刈りの一連又は、一部を受託している。
 父は、機械操作(オペレーター)の不足で、農繁期に入ると、朝早くから夕方までほぼ一人でこなしていた。初期のころは、個人で受託作業をしている方も数人いたので、依頼こそ多くなかったが、年々離農者が増え、依頼者が増え、個人の受託作業者も高齢化等で辞められたりして、作業量に限界を感じ、苦悩に満ちた父の背中を見た時、「今手伝わないでいつやるか!」と奮い立ったのを思い出す。

  とは言え、小学校高学年から中学校にかけて、祖父母から「トラクターに乗りなさい」とお手伝いをし、職場の休日には草刈などの手伝いをしていたので、何とかなると思っていたが、地盤や基盤があるわけでないので、修行にでることにした。

就農準備資金(農業次世代人材投資資金)

 の、年間150万円を頂いて、農業の研修先として、高原町内で営農組合を法人化し、6次化産業を懸命に取り組む”農事法人組合はなどう”で水稲・麦・蕎麦の栽培を学ぶ。
 研修期間は1年間だったが、ちょこちょこと、お呼びいただいて、今もお仕事してます。
 この資金をいただくに当たり、6年間の報告書と田畑財産のすべてを相続する縛りに今も苦慮しているが、大変素晴らしい学びと気付きを頂いた。その後、ご縁は今もなお続いている。
 昨日も、麦刈りの手伝い(バイト)に行くほどである。
 農事法人組合はなどうの村田組合長(村っちさん)が投稿してくださってました。

 農業は苦労が多いけれど、喜んでいただけることに感謝。
 なにより、無償の愛で太陽のエネルギーや最高の湧水をいただいていることに心から感謝すると同時に、すくすくと成長する水稲や麦や蕎麦に愛を感じます。
 太陽のエネルギー、月の引力、地球大地のエネルギーと栄養と豊富な水に感謝

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