周りなんて気にせずガンガン発信していけばいいね ~アウトプット大全を読んで~

学びを結果に変える アウトプット大全
樺沢紫苑
2018年8月発行

題名の通り,、アウトプットの重要さ、そしてその方法について説かれている本。
文字だけでなく、絵や表、グラフを交えながらの紹介もあるので非常に読みやすいかと。

普段から本を読んだりニュース記事を見たり、時には勉強したり。
つまりインプットはそれなりにしてるけども、
あんまり成果に繋がってこないなと感じるのはやはりアウトプットが足りないからで、
そんなことは分かり切っている。そういう人多いのでは。
じゃあなんでこの本を読んだかというと、理由は大きく二つ。

①アウトプットのコツを知りたい
②そもそもなんでインプットばかりになってしまうのか


今回はこの二つを軸にいきたいと思います。
それではお付き合いください。

①アウトプットのコツを知りたい
本書の冒頭にいきなり「人生を変えるのはアウトプットだけ」と記載されている。
また、「できる人ほどアウトプットを重視している」という記載も。
皆さんの周りを見渡してみても、圧倒的アウトプット量の人がいるのでは。
本書ではまず、アウトプットの基本法則という内容で
・いくらインプットしてもアウトプットしない限り、記憶として定着しない
・インプットはただの自己満足、自己成長はアウトプットの量に比例する
・インプットとアウトプットの黄金比は3:7
という三項目が記載されている。
つまりは、教科書・参考書をじっくり読むよりひたすら問題を解き続ける方が良いと。
そして、インプット→アウトプット→フィードバックの繰り返しを必ず実施することが大切であるということも書かれていた。

アウトプットによる6つのメリットは、
1記憶に残る 2行動が変わる 3現実が変わる 4自己成長する 5楽しい 6圧倒的な結果が出る
ここまで言われたらやらない他ない。

ではコツはというと、印象に残ったのは下記6つ。
・何を話すか(言語的コミニュケーション)以上にどう話すか(非言語的コミニュケーション)が大事
・とにかく続ける 今日やる・今やることだけを考える
・大きな目標を持つ+細分化し小目標にする
・「教える」ことを前提にインプット→アウトプット
・頑張ればなんとかなりそうを繰り返す
・30点でもいいからとりあえず完成・発信する。そこから修正すれば良い

参考までに本書に記載されていたアウトプット力を高める7つのトレーニング法を以下に。
・日記を書く
・健康について記録する
・読書感想を書く
・情報発信する
・SNSに書く
・ブログを書く
・趣味について書く


②そもそもなんでインプットばかりになってしまうのか。
本書を読み終えたあとにこのテーマについて考えたが、これ中々根深い問題かなと思った。
何個も理由はあるかなと思ったけど、大きいのは以下3つだと思う。

1.知ってることが偉い・知らないことが恥ずかしいという風潮
この風潮があると、どうしてもとりあえず知識を詰め込もうとするのが先行しちゃう。
加えてこの風潮があると間違えること・失敗することはいけないこと・悪だと意識的に考えてしまうからよりアウトプットしなくなってしまう。
もちろん、失敗したって別にいいじゃん、周りにどう思われても良くない?っていう人もいる。
ただそういう人はどちらかというと少数派である。


2.「聞く」ことへの過剰なほどの気遣い
コミュニケーションをする際に相手の意見をきちんと聞くことはもちろん大事。
男性のモテ白書みたいなやつにはよく女性の話をきちんと聞いて話を引き出してあげましょう、といった記載もよく見られる。
「聞く」ことはとても大事だし、相手の言いたいことを引き出してあげるのも大事な能力。
ただ、もっと自分の意見をべらべら喋ってみてもいいのかなとも思う。
結局、自分の考えてることを伝えないと相手は「この人は何を考えているんだろう?」状態になってしまう。


3.自分の意見を否定された際に人格否定をされてしまったと感じてしまう人たち
基本、意見の食い違いは発生する。
その際に、なぜか議論を勝ち負けに昇華させてしまう人がいる。
自分の意見を認めてもらわないと負けだ、みたいな。
そういう人がいる限りは自分の意見をアウトプットすることを諦めてしまう人も多くでてくる。(この人には何を言っても無駄だ。。みたいな)


他にも色々あるとは思うけど、(自分の意見を発信すると意識高い系って思われるとか)
この辺りは根深い問題かなと思う。

とりあえず僕自身が意識するのは周りにどう思われようがひたすら自分の意見を継続して発信していくことかな。
もちろん、周りの意見を聞くことも変わらず大事に。

今回は結構、自分の意見(偏見)の割合が割かし高めになった気が。
こういう感じも面白いかなとも思ったので、今後はこんな内容も増やしつついきたいなと思います。(もちろんバランス考えます)

今回もお付き合いいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに!


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