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漢方ってどこで手に入るの? - 漢方が手に入る場所一覧

「漢方薬ってどこで手に入るの?」

これは漢方の情報発信をしているとよく聞かれる質問です。今回はそんな漢方薬が手に入る場所についてみていこうかと思います。

手に入れられる場所は主に以下の4つの場所です。

  1. 病院

  2. ドラッグストア

  3. 漢方薬局

  4. AmazonなどのEC

それぞれにメリット、デメリットがありますので、こちらの記事でみていこうかと思います。

病院

まず薬を手に入れる代表的な場所、病院です。
「漢方薬って病院で処方されるの?」って人もいるかもしれませんが、実は処方されるんです。あまり知られていませんが、医師の資格を持っていれば誰でも処方できます。

何よりもメリットとして大きいのが、「健康保険が使える」こと。処方薬として出された場合、3割負担で漢方薬を入手できます。価格は2週間分で500円〜2,000円ほど。自分が処方された経験から言うと二つの漢方薬が処方されて、2週間で1,000円ぐらいの印象です。

次に大きいのは「薬を自分で選ばなくて良い」と言うことです。漢方薬は体質によって効く、効かないが変わってくるので専門家によって選ばれた方が安心です。

デメリットとしては、「病院に行っても必ず漢方が処方されるとは限らない」ことです。漢方を処方する病院は日本では少なく、婦人科では比較的処方されているようですが、それでも必ず処方されるとは限りません。
確実に処方されたい場合は「漢方内科」と標榜している病院に行ってみてください。

完全に手前味噌ですが、最近ヒハラは出雲漢方クリニックというオンライン診療をやっている漢方内科のお手伝いをしています。こちらは予約制で待ち時間なく、保険診療で漢方薬が処方されるのでオススメです。

興味ある方はぜひ一度受診してみてください。薬代込みで一回¥3,000くらいで受診できると思います。

ドラッグストア

ドラッグストアでも漢方薬は購入できます。結構知らない人が多いですが、ある程度の大きさのドラッグストアであれば漢方薬コーナーが設けられています。

メリットとしては「すぐに手に入る」こと。自分に合う漢方薬を薬剤師さんや登録販売者の人に選んでもらうにしても、病院みたいに30分も待つことはそうそうありません。自分に効く漢方薬が分かっていれば選んでレジに持っていくだけです。

もう一つメリットとしてあげるとすれば、「自分で選べる」ことです。病院や漢方薬局では基本的に医師や薬剤師が薬を選ぶため、安心ではありますが、自分が試してみたい漢方薬を試すのにはハードルがあります。

医師が要望通りに出してくれる人であれば良いんですが、なかなかそうとも限らないので、自分で選べる人であれば薬局で購入するという選択肢もありかもしれません。

デメリットはやはり「価格が高い」ことです。風邪の時や二日酔いの時などに、一時的に飲むだけであれば問題ありませんが、長期で使用する場合はやはりお金がかかるのは頭が痛い問題です。

デメリットはもう一つ挙げるとすると、「副作用が起きた時に相談しにくい」というものです。漢方は副作用が起きにくいとは言え、ものによっては副作用が起こることがあります。

「ダイエット目的で漢方を飲んでたら肝臓の数値が悪くなった」という話もよく聞きます。

特に持病の治療の場合、長期で服用するため、医師の管理という側面からも金銭面からも病院で処方されるのが安心でしょう。

漢方薬局

次に紹介するのが「漢方薬局」です。あまり馴染みが薄いかもしれませんが、漢方を専門に扱う薬局です。以下のようなサイトで検索すると意外と近くにチラホラとあったりします。

こちらのメリットとしては「話をじっくり聞いてくれる」こと。漢方的な体質を見極めるための質問や会話を通しながら、あなたの症状にじっくりと向き合ってくれます。

病院は保険診療という制度上あまり話をじっくり聞けないため、「病気のつらさを話したい!」と思っても期待はずれの結果になることが多いです。

話をじっくり聞いてほしい人や、日常生活のアドバイスをして欲しい人は漢方薬局であればあなたの体質を見極めた上で懇切丁寧にアドバイスしてもらえるかもしれません。

漢方薬局を愛用してる人の話を聞くと、「漢方薬局の薬剤師さんに恋愛や結婚の相談までする」という方がいらっしゃいました。価格が高い分、人生のパートナーレベルで深く関わる薬剤師さんが多いのかもしれません。

デメリットとしてはやはり「価格が高い」こと。一ヶ月で¥15,000〜¥25,000となかなかお値段が張ります。診療費が薬代に乗っかっていることが多く、そのためどうしてもお値段が張りがちです。余裕があったり、健康を一から立て直したい人であれば良いんですが、余裕のない人にとっては結構痛い金額ですよね。

もう一つデメリットとしては「入りにくい薬局が多い」ことも挙げられます。窓には「こんな症状には漢方!」という張り紙がベタベタと貼られてたり、ダイエットで痩せた人の立て看板があったりと、ちょっと入るには勇気のいる薬局が多かったりします。

もし漢方薬局に興味のある方は、オシャレで優しい雰囲気の薬局も増えてきているのでそういう薬局を探して行ってみましょう。

AmazonなどのEC

最後に紹介するのはAmazonなどのEC。実は薬がAmazonで買えるの知ってました?AmazonなどのECと言いましたが、自分自身ECで漢方薬を買うときはもっぱらAmazonで購入しています。

メリットは「Amazonが配達できる場所であればどこでも入手できる」こと。近くにドラッグストアや漢方を処方してくれる病院がなかったり、ドラッグストアに在庫がない場合はAmazonが便利です。漢方薬名だけで探せるので名前がわかっている場合はすぐに見つかります。

もう一つメリットとしては「たまに薬の価格が異常に安いこと」があります。ドラッグストアが在庫処分として出品してるのか、店舗を構えないので安くできるのかわかりませんが、たまに掘り出し価格の漢方薬があったりします。

ただし安いと言っても、さすがに病院の処方薬にはかないません。長期で使用する場合は病院で処方してもらいましょう。

デメリットは「ものによっては到着が遅い」ことが挙げられます。次の日に届くものから、納期が2週間以上先のものまで幅が広かったりします。基本的にはすぐに配達されるものが多いですが、納期には気をつけて購入してください。

終わりに

今回は漢方薬が手に入る場所について見てきましたが、意外にバリエーションがあるという印象ではないでしょうか?身近な場所でも購入できますし、漢方薬局などのちょっと変わった雰囲気のお店でも購入できます。

自分に合った場所を選んで漢方薬を手に入れてみてください。
それではあなたにとって良い漢方ライフが待っていますように。

レッツポジティブ漢方!


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