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XP祭り2021登壇&ワークショップ参加レポート

はじめに

今年で20周年のXP祭りに参加しました。
登壇に加えて、ワークショップにも参加させて頂きました。
午前中は大事なXPの話からです。
毎年、なんでこんなに面白いんだと感じる前説(オープニングまんざい)。
コミュニティの当時の話を聞くと、乗ってるときとそうでもないとき波があって、
継続して、ここまで大きくなっている裏話を聴くと、
20年分の感動が見えて、あらためて参加できる場を作って戴いたことに感謝します。

午前中のセッション

渋川さん、平鍋さんのお話。自分がまだアジャイルという
言葉を知らなかった時代の話でエモかった。
けしからん派の話、委員長を務められたときの話
最初の一歩を踏み出す勇気。勇気は出すのも続けるのもあるなと感じます。
中でも挑戦ややりたいことに年齢は関係無く若い時から、年配になっても、
持っていられるものと感じました。
4Dアプローチ
Appreciation Inquiryは自身の中に持つ資質のようなものを感じました。
問題解決ではなく、やっていてうまくいっていること。言われないと忘れてしまう視点です。
レストランXPの話、DearXPソング、表彰状、写真の数々、みなさんのコメントも熱さや温かさを感じて、
感動でした。そんな話を聞きながら、
XP第1版で感じた高潔さと、第2版で感じた分かりやすさを思い出して、
あえて曖昧にする美学に気付いたのはしばらく経ってからでしたが、
このあたりの背景も感じ取ることができるお話しを戴いたので、理解が深まりました。

午後の部ワークショップ参加

今年はセッションの録画があるということと、私の発表も15:00~ということで、
ワークショップに参加することに決めていました。
もう私には、これ一択。
中埜先生、@PassionateHachiさん、@DiscoveryCoachさん 
「ビジョン」を生み出すときに使える!センタリングプロセス体験ワークショップ

https://confengine.com/conferences/xp2021/proposal/15531

本当に時間が発表時間とずれていてよかった。
中埜先生のパタン図解、もうこれを見られるだけでわくわくしていました。
Fearless Change

濃い内容でした。
・個人ワーク:パタンリスト抽出
 →影響度の大中小に分類されていて、この分類の理由一つずつじっくり話し合うだけでも2時間でも足りないと感じながら、
 これは準備のため、まずは自分自身が重要と感じている項目を8-10個ピックアップ
・選定理由の疑問点、実現性について対話
 →私は、組織で課題と感じていた、知の共有機会、施策意図の説明と認識共有、経営層の御旗の必要、感謝を伝えることを、
 基点としてピックアップしました。
・各自でリストすべてを含んだストーリーづくり。
 →選んだ項目全てを込めて未来日記を描く。理想像を具体的に描くのはこういった機会を得ないと難しかったりするので、
 じっくり考えられてよかったです。先ほど自分が選んだ重要項目の中でも、ストーリー展開しながら、
 ビッグピクチャーと似ているのかと思いきや、実際に書いてみると映像が浮かんできて、
 嬉しさとともに、現実との差の大きさがハッキリ捉えられました。
 でも描けたことで、不可能ではないという自信なようなものも生まれました。
・発表
 いざ発表してみると、上記でそこまで描いたにも関わらず、ぐ訂正に欠けていて、
 中埜先生のコメントからも、何がポイントだったのかより明確になりました。
 そう、そこが難しいんだ!けど・・。と思っていたところに具体的な一歩まで落とし込めるまで、
 一人で考えるのはキツイところ、中埜先生はじめみんなで場を共有したことで気付きが促されました。 
・初期プロジェクト(ヴィジョン)としてまとめ
 →ここまでのワークを、社内チームでやることができればより具体的な行動に変えられるはずと確信できました。
やってみて
 48全てを読み合わせするのも良いのですが、各々の必要と感じるところをピックアップして、共有したことで、
 背景や課題が一気に浮き彫りになりました。この段階までなら、それほど時間を掛けなくとも内部に持ち帰れると感じました。
 あとはストーリーの作り方で、人によって得意苦手がありそうで、多少の慣れが必要そうです。
 普段ワークショップ慣れしていれば問題無いと思いますが、理想像と現時点を行き来することに向き合っていないと、
 時間は掛かりそうです。内部チーム全員がこういった場面を共有することで方向性を一致されることがより明快にできそうです。
 仕掛けとしてぜひ持ち帰りたいと感じました。
 何らかの課題意識を持って48パタンを一度は読んでいればスムーズに入れるので、
 1つ1つが絵で描かれているとよりスムーズに始められ、これも活用していきたいです。
 今日の時間は短かったですが、実は充分な体験ができて、一人でやるよりチームでやったほうが良いので、
 そのきっかけを戴けたワークショップで、貴重な経験ができました。ありがとうございました。

私の発表 

https://confengine.com/conferences/xp2021/proposal/15522/x

ワークショップ後、頭を切り替えて発表に集中しました。
こんな動き方ができるのも運営メンバーがいるからこそで、改めて運営の方々には感謝です。
この1年で社内外含めて何度もオンライン発表をしてきて、準備や本番とも負荷無くできるようになりました。
XP祭りに参加される方々は、多かれ少なかれ、アジャイルについて誰かに伝える機会があると思います。
是非そういった方に、私が経験したことを届けたいという気持ちから今回のテーマにしました。
・成功していた経験があると、変わるのにためらいを感じるのは当然
・新しい価値を無理にいきなり持ち込んでもうまくいかない
・変われない、変わりたくない、個別の事情があることを理解し、敬意を払って、尊重する
・動いてみる、進んでみる、学ぶ
・「よりも」という2項の表現の他にも接続後を変えることで両方を大事にできる場合もある
といった感じです。みなさんからdiscordで反応を戴けたことで楽しく発表できました。
15:00スタートセッションも多く、トラックも多かったのですが、ご参加戴けた方がいらっしゃり本当にありがたかったです。
録画公開があるのでもしよろしければ御覧戴ければ幸いです。
資料自体は文字や語句は少ないため、ちょっとライブ重視で作ってしまってはいます。

ビブリオバトル・LT

個人的にXP祭りはこれがムネアツです。今年は座ってじっくり見られdiscordでも積極的にコメントできました。
5分に圧縮するメッセージは、やはり強烈なものがあります。
新規参加の方も多くて楽しく見られました。勇気もらいました。

クロージング、懇親会

朝早かったので、午後は参加と発表があり、ヘトヘトでした。
(そういえばAgilePBL祭りは学生陣が元気だった。)
それでもこのブログ書いている3時時点でまだ盛り上がっている。エンジニアすごい。

さいごに

また一年がんばろう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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