空・一如の感覚で、平穏な日々を!
言葉って、実は凄いものですよ!
何が凄いって、ものに意味を付けることができるんです。
「は?」と思ったあなた。
わかりますが、もう少し読んでください!
例えば、
「白」という言葉を使うと、
「白」と「コップ以外」に世界を分けることができます。
「コップ」という言葉を使うと、
「コップ」と「コップ以外」に世界を分けることができます。
こういう働きを「分別」と言います。
文字通り、「分ける。別ける。」という意味になりますね。
でも、本来、世界と言うのは、言葉で「分別」する前からありますし、
別に分割されたものではありませんね。
この本来のあり方が「無分別」「一如」「空」の世界で、世界の本質です。
ところが、人はアタマを使い、「分別」して分析的思考をすればするほど、
白か黒か、右か左か、善いか悪いか、さらには敵か味方か
無意識に分割していくものなのです。
それは、まあ、ロジカルというか、左脳的思考というか、必要な事ではあります。
ところが、それは「事実ではない」ということを頭に置いておかないと、
ついつい「分別する」視点になってしまいます。
こういう思考の時は、えてして対立的に物事を考えてしますので、
腹が立つことが多く、とても疲れるものです。
世界の平穏は、まず自分の心の平穏から!
自心を振り返り、「今日も一日良かったな」という自分でありたいものですね。
それでは、今日も良い一日をお過ごしください。
南無帰依三宝
南無大師遍照金剛
真言末葉・沙門拓雅
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