クローン病の記録5「入院生活としっぽロボット」
どうも、たくろーどんです。
日に日に寒さがまして、外出することが億劫です。
でもインターネットと電子書籍、暖かい部屋があれば、無理に外出しなくてもそこそこ楽しいものです。
入院中は「外出したい、外気にふれたい」なんて思っていましたが、真逆の気持ちですね。
入院中のあれこれの「あ」くらいを振り返ってみます。
手持ちぶたさな入院
緊急入院から数日は、7〜10日くらいで退院できるだろう、という皮算用をしていました。結局、入院期間は2週間ほどになるのですが...
点滴もある、感染症とその疑い(インフルエンザと感染性胃腸炎)がある、とずっとベッドに寝たきりでした。
ナースセンターが目の前にある部屋で夜はなかなか寝付けず、6時には起きて22時に寝る、といった生活を送っていました。
少し固め、少し広いベッド。
退屈さをまぎらわしてくれるのは、本と映画、youtube、ときどきテレビといった具合です。
時間を持て余し体を動かさないと、気が狂いそうでした。
しっぽロボットをいただく
そんな中、ひょんなことからしっぽロボット「Qoobo」をいただきました。
猫をなでるように、クッション表面をなでるとしっぽをふりふりしてくれるというロボットです。
個人的に、入院生活のもやっとした時に欲しいな、と思っていました。
少し広いベッドの横にでーんとおいて、ぼーっと寝転びながらなでなでします。その間は無心になれます。
邪念なんてそこらへんにいったん置いておきましょう。
でも手はなでなで動かしているので、入院中に感じていた手持ちぶたさ感は軽減したように感じました。
ベッドの片隅に置き、一緒に布団で寝ました。
椅子に座っている時は、膝の上に置くと良い感じにフィットしました。
抱きかかえるものがあると、何故か安心します。
なぜでしょうか?
思ったこと
最後の最後に個室から4人部屋に病室を移りました。
個室だとエアコンを操作できるので、室温は気になりませんでした。
しかし、大部屋にうつると少し室温が低かったことを覚えています。
なので、「Qooboがほんのり暖かくなってくれないかな」なんて思いました。
あとはしっぽをふる時のモータ音は、4人部屋だと「うるさくないかな」と少しドキドキしました。
ご老人ばかりの部屋だったので、「まぁ大丈夫だろう(?)」と開き直れました。
また巡回してくる医者の方々が、「これはなんだろう?」というようにチラチラみてきたり、看護師の方と少し話が広がったりしました。
新しい会話をうんでくれそうでした。
入院生活ってむずかしい
私の場合、本来なら1ヶ月くらい入院する予定だったのですが、転院したので2週間の入院で済みました(転院後は入院しなくてよくなったので通院に)。
クローン病を患っている方の中には1〜2ヶ月入院したり、入退院を繰り返したりする方が大勢います。私も今後その可能性が否定できません。
なので、入院期間が長い方々はどのように過ごしているのだろうと気になります。
私は、「何かしたくても、何かしづらい入院生活」に気が狂いそうになりました。
そんな中、入院中の使用期間は短かったですが、しっぽロボット「Qoobo」と戯れることで救われたかな、と思います。
おわりに
人生で初めて長期入院して、入院中の過ごし方やつらさを感じることができました。それらを解決するのは、テクノロジーだったり、自分自身の考え方だったり、するのだと思います。
でもやはり、病気だと精神的に塞ぎ込んでしまうので、テクノロジーの力でどうにかできるならどんどん頼っていきたいですね。
豊かさをあたえるプロダクトは良いな、と感じました。
ちなみに転院後、また入院するのだろう、と思っていました。
なので、病院にWiFIがない問題を解決するために、8日間4G/LTEが使い放題のSIMカードを買いました。
しかし入院する必要がなくなったので、無用の長物になってしまいました。
おわり。
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