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クローン病の記録7「食事と人付き合い」

彼女「食べられそうなものある?」
私    「うーん、この野菜中心の魚料理なら大丈夫そうだね。」
彼女「この魚あげてあるけど大丈夫?」
私    「魚のフライか...ちょっとだけ試して、衣だけとるよ」
彼女「そのデザートは牛乳入ってそうだよ?」
私    「少し味見してみようか」
彼女「体調悪くなるとよくないし、やめておいたら?」
私    「それなら、デザートがあげるよ」

昼食にて、お付き合いしている女性との会話である。
この日は、ひさしぶりだがいつも通りデートだった。
変わったことといえば、病気が原因で食事に気を使わなければいけなくなったことくらいだ。

あたかも未知との遭遇

医者「動物性脂質と乳製品は避けて食事してね」

年内最後の通院では、医者から日々の食事量を増やして良いと言われた。
しかし、牛肉や豚肉といった肉製品や乳製品は食べないように念を押された。

固形食を食べる時は、ちょっとした未知との遭遇だ。
「いったい何が入ってるのか」、「これは食べられるのかどうか」...そんなドキドキ感がある。同時に、ワクワク感もある。

今までみてきた食べ物が、まるで違う物のように見える。

食事からはじまる人付き合い

たいていの人との関わり合いは、食事が大きく関わっているように思われる。

ある時、人と仲良くなったとして、「もっと仲良くなりたい、話をしたい」となったら「ご飯でもいきましょう」や「飲みにいこう」となることが多いのではないでしょうか。

体調や食べるものと食べれないものがある中、気軽には「食事に行こう」に対して快諾しにく気がする。

向き合い方を考える

かと言って、友人や恋人、様々な人と時間を過ごしたい。

萎縮しすぎるのは良くないと思う。
食べることを怖がりすぎてはいけない。

最初から怖がりすぎると、誘うほうも誘うに誘えないだろう。

今はまだまだ良くわからないことが多いので、先ほど書いたように未知との遭遇を繰り返して自己理解していくしかなさそうだ。

外食

揚げ物は脂質が怖いので、少し味見して衣だけを残した。
「衣残しっ!」というと彼女がとても笑ってくれた。
ポジティブな気持ちで食事をしよう。

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