外は狼、内は子犬10

ひより「あついー」

〇〇「暑いなら離れてよ〜」

春があっという間に過ぎちゃったのかー？

もうクーラーいるのかー？

ひより「クーラー付けたい」

〇〇「ダメーまだ扇風機で我慢できるでしょ」

ひより「えー暑い暑いー」

〇〇「暑いなら扇風機の前に立ってなよ〜」

ひより「嫌だー離れたくないー」

〇〇「もー我儘プリンセスなんだから」

扇風機を当ててくれる彼ぴ

横顔だけでもGood

〇〇「涼しい？」

はい。Perfect！

ひより「ありがと〜」

特に2人ともする事なくて並んで座ってるだけ

それだけでもこんなに幸せなのなんで〜？

それは隣の人のお陰ですよ〜

あ、惚気ごめんなさい

〇〇「そろそろお昼ご飯作らないと」

ひより「えーまだこうしてよーよー」

〇〇「お腹空いてないの？」

ひより「お腹空いてる！」

〇〇「じゃあ早く作って食べよ」

ひより「むむ」

〇〇「食べたらまた一緒に座ろ」

はい。可愛い。もう頭から食べちゃいたいくらい尊い。

〇〇の母上様、天使を産んで下さりありがとうございます。

ひより「分かった、一緒に作る」

〇〇「よし！暑いからサラダうどんにしよ」

ーーーーー

美味しそうな野菜多めのサラダうどん

ただ麺つゆがかかっているだけなのに

なんでこんなに美味しいの！？

ひより「ねね」

〇〇「んー？」

うどん啜ってる姿Cute！

ひより「可愛い…」

あら、ちょっとムッとしちゃった

ひより「何でこんなに料理上手なの？」

〇〇「ただうどん茹でて野菜のせるだけじゃん」

ひより「その発想ができないの〜」

〇〇「ひよたんが作る唐揚げ大好きだよ」

ストレートに言ってくれるなんて出来た彼ぴ

私はもう幸せ

ひより「今日唐揚げ作ろったかなー」

〇〇「やった！」

子供の様な無邪気な姿も最&高！！

〇〇「具材ないから買ってこないと」

ひより「え、こんな暑い中買い物行くの？」

〇〇「じゃないと唐揚げ食べれないし」

ひより「えー」

〇〇「ひよたん、留守番してて買ってくるから」

ひより「嫌だー」

方時も離れたくないの！

〇〇「えーどうしよう」

あんまり天使を困らせちゃダメですね

ひより「ひよたんも一緒に行くのー」

〇〇「暑いけどいいの？」

ひより「いいよー」

日差しが少し弱くなった夕暮れ時

手を繋ぎながらスーパーへ〜

この夕暮れ時って配慮も天使君

〇〇「また今度美穂さん呼んでパーティするか」

ひより「まだ呼んだ事なかったもんね！」

〇〇「俺たちを繋いでくれた彼女に少しでもお礼しないと」

ひより「この前も京子さん入れて4人で外食したじゃん」

〇〇「これは回数じゃないからいいの」

ひより「分かった、連絡しとく〜」

恩義は絶対忘れない義理堅い人なんですよ〜

ひより「〇〇も呼びたい人いたら友達呼んでいいからね」

〇〇「分かった、聞いてみる」

ひより「うん！〇〇の友達だからちゃんとおもてなしする！」

〇〇「ありがとう」

〇〇「そういえば遊びに行きたいって言ってたのいたな」

ひより「そうなの！呼んでよ〜」

〇〇「連絡してみるよ」

〇〇「早っ」

ひより「もう返信きたの？なんて？」

〇〇「ぜひ遊びに行くってさ」

ひより「因みに誰が来るの？」

〇〇「昔からの付き合いだから幼馴染的な」

な…なんと…！？

おさ、幼馴染って強キャラじゃないか！

ひより「その人は男性？女性？」

〇〇「女だよ」

女かよ！

〇〇「あいつには特に恋愛感情持った事ないから安心して」

彼ぴよ、お主が持っていないにしても相手は持っているかもしれんだろぉ？

これは守り切らなければ、私の彼氏という事を見せつけなければ！

心をへし折るんじゃ！

〇〇「その妹も行きたいって」

姉妹でかよぉぉぉ！！

ひより「うん。分かった。」

〇〇「ひより？」

ひより「何？」

〇〇「目に光が灯ってないけど」

ひより「察しなさい」

〇〇「お、おー」