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美人姉妹の弟の苦労1

ここは加藤家の自宅、騒がしい朝が加藤家の朝なのです

史帆「〇〇っおっきろー!!」

大声を出しながらベッドにダイブする女性は

加藤史帆、加藤家長女、自由奔放な性格

〇〇「ぐはっ!」

その長女に潰されているのは長男の〇〇

史帆「起きた?起きたよね〜?」

〇〇「起きた…起きたから降りて」

馬乗りになっている史帆を無理やり下ろし痛めた腹を解放する

史帆「起きたんなら、ご飯食べるよっ」

〇〇「分かった、下行くから大声出さないで」

腹を摩りながら起き上がる様子を見て史帆は1階に降りて行った

〇〇「ったく朝からうるさいなぁ」

不機嫌そうに1階に降りるともう史帆は朝食を食べていた

菜緒「おはよう」

〇〇「おはよう、菜緒姉ちゃん」

史帆の隣で静かに綺麗に食べているのは次女の菜緒

史帆「やっと来た」

〇〇「史帆姉ちゃんのお陰で目覚め悪いんだけど」

史帆「起こしてあげたのに文句かよー」

菜緒「どうせ力技で起こしたんでしょ」

史帆「うっ」

菜緒「史帆ちゃんが悪い」

〇〇「だってさ〜なんて言うのかな〜」

菜緒「煽る〇〇も悪い」

〇〇「はい」

菜緒「ご馳走様でした。ちゃんと仲直りしなね」

菜緒に論破され体を小さくしながら朝食を摂る2人なのでした

ーーーーー

今日は休みの為、それぞれの時間を過ごしていた

〇〇は漫画を読み、菜緒は小説、史帆は暇を持て余し〇〇の部屋にいた

〇〇「自分のベッドで寝ればいいじゃん」

史帆「私は寝たい訳じゃないのー」

〇〇「じゃあベッドから降りて」

史帆「拒否する」

〇〇「はぁ」

史帆「ため息吐くと幸せ逃げるぞー」

〇〇「誰が原因なんだか」

仲が良いのか悪いのか軽い言い争いが終わる

菜緒「〇〇、この本ありがと」

タイミング良く菜緒が本を返しにくる

〇〇「どうだった?」

菜緒「まさかバッドエンドになるとは思わなかったけど、すごい面白かったよ」

〇〇「そうなんだよね!まさかの展開なんだけど面白かったなら良かった」

菜緒「史帆ちゃんベッドぐちゃぐちゃじゃん」

〇〇「菜緒姉ちゃんもっと言って、全然帰らないんだもん」

史帆「漫画ばっかり見てお姉ちゃんに構わない〇〇がいけないんだよーだ」

舌を出して煽り変わらずベッドの上で転がる

菜緒がベッドに近づき史帆を止めると思いきや一緒にベッドに寝たではありませんか

〇〇「菜緒姉…ちゃん?」

菜緒「〇〇の匂いは安心するな」

史帆「そうなのだよ!菜緒!〇〇のベッドは〇〇の匂いがぷんぷんなんだよ」

〇〇「なんか言い方がヤダ」

菜緒「うん。やらしい」

史帆「まだまだガキンチョの2人には早かったか」

菜緒「大人だもんっ」

〇〇「え?」

たまに意地っ張りになる菜緒

菜緒「料理できるし洗濯、掃除、家事全部やってるもん」

史帆「私もやってるし」

〇〇「ま、まぁまぁ、菜緒姉ちゃん落ち着いて」

姉の喧嘩になる前に止めに入る

菜緒「〇〇は菜緒の事大人だと思う?」

〇〇「え、うん、大人な女性と思うよ」

菜緒「ふふ、ほら!」

欲しい答えをもらって笑顔になり、史帆に訴える

史帆「私は?」

次は長女が訴える

〇〇「うん、大人だと思います」

史帆「よろしい」

菜緒「言わせてるだけじゃん」

史帆「いいの、2人共大人なの」

菜緒「そうだね」

険悪なムードからほんわかした雰囲気に戻った

〇〇「はぁ、良かった」

史帆「〇〇、こっち来て」

〇〇「何?」

ベッドに2人が寝ていて真ん中にスペースが出来ている

菜緒「ここ来て」

〇〇「嫌です」

史帆「なんでよー」

〇〇「もうそんな事しないのー」

史帆「菜緒ー〇〇恥ずかしがってるよ」

菜緒「だね、昔はよく一緒に寝たり後ろ着いて来たのに」

2人で嘘泣きをする

〇〇「菜緒姉ちゃんまで何やってんだよー」

史帆菜緒「シクシク、シクシク」

〇〇「わ、分かったよ」

渋々立ち上がり2人の間に寝転がる

するとすぐに腕に抱きつく

史帆「どうしたの〜?甘えに来たの〜」

菜緒「〇〇は可愛いな〜」

髪をわしゃわしゃされる

〇〇「もう十分でしょ、はい、お終い」

起きあがろうとすると2人して起き上がらないようにする

〇〇「んんっ話してよっ」

史帆「ヤダね!今日は一緒にいてもらうから」

〇〇「重っ」

史帆「重い言うな!」

菜緒「たまにはええじゃん」

〇〇「菜緒姉ちゃんまで」

根負けして2人にされるがままベッドに寝かされる〇〇なのでした

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