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外は狼、内は子犬3

ひよ「粗茶ですが」

当然の来客前に湯呑みを置く

??「お構いなく」

〇〇「姉さん急にどうしたの?」

こちらは〇〇のお姉さん、齊藤京子さんです

お姉さんも〇〇と同じツンデレなんですよ〜

バレてないと思ってるみたいなんですが2人だけのやり取りみると普通にヤバいです

京子「なんとなく2人の顔見たくて」

これは〇〇に会いたくてですね

〇〇「珍しいね」

彼ピよ、そんなに嬉しがるなって尻尾がフルスイングしとるよ

ひよ「お姉さん晩御飯食べて行きますか?」

京子「そんな気にしなくていいよ、すぐ帰るから」

ひよ「丁度材料の買い出し行くのでゆっくり2人でどうぞ」

〇〇「1人で行くのはダメだ。一緒に行く。」

家族の前であっても全力で心配してくれる彼ぴ最高。。

ひよ「大丈夫〜!」

〇〇「ナンパされたらすぐLINEでもなんでもいいから連絡しろよ」

ひよ「うん。わかった、ありがとう」

〇〇「はい。マスク」

マスクまで渡してくれるの〜素敵〜

ひよ「ありがとう、行ってきま〜す」

京子「行ってらっしゃい」

バタン

フフフ、これから姉弟の化けの皮が剥がれますよ

〇〇「お姉ちゃ〜ん!久しぶりだね!」

おふっ彼ぴ君いきなりトップギアでいきますか

京子「大丈夫?ひよりちゃんに聞かれてない?」

まだ私心開かれてないんだな〜ショック、、

〇〇「ん?大丈夫だと思うけど」

お2人共申し訳ない、ある器具を使って今2人の会話を聞いてますよー

京子「んん〜お久しぶり〜〇〇〜ギュ〜」

おふっいきなり甘々ハグですか

〇〇「お姉ちゃん苦しいよ」

京子「ごめんだけど我慢して〜」

〇〇「いいよ〜」

お姉さんってもしかして重め女子?

京子「ひよりちゃんとはどうなの?」

〇〇「ん?順調だよ」

京子「外でイチャイチャするくらいだからね

〇〇「あれはイチャイチャじゃないよ」

京子「嫉妬しちゃうな〜」

京子「もしひよりちゃんと結婚しても私の事好きでいてくれる?」

ブフォ あっ近くの人にめっちゃ見られた

この人は何を言ってるんだ?

〇〇「そりゃあ大好きだよ!世界でたった1人のお姉ちゃんなんだもん!」

尊い、尊いよ彼ピ君。京子さんには絶対渡さない。。

〇〇「ひよたん帰ってくる前にアイス食べよー」

ん?アイス…だと?

京子「ひよりちゃんに悪いからいいよ」

〇〇「いいよいいよ、あとで買い足しとくから」

ほほお、なかなか良い度胸しとるじゃないか彼ピ君

京子「じゃあ…もらおうかな!」

〇〇「はい、どうぞ」

京子「ありがとう」

あとでお仕置きだよ、彼ピ君…!!

京子「んっ…じゅる…んっ」

ちょっとーお姉さん?

京子「ん…ぷはぁ…」

これアイス食べてるんだよね?

別の物食べてないよね?

まさかセピーーー?近親ピーーー?

ダメダメ!私別次元ではアイドルやってるみたいなんだからそんな下品な事言ったらダメ!

〇〇「お姉ちゃんアイスの食べ方相変わらず下手だよね」

良かった〜ちゃんとアイスだった

京子「だって垂れるんだもん、ほら、ん」

〇〇「え、エロい」

良くぞ言った彼ピ君!

京子「〇〇のも食べてあげよっか?」

これはヤバい!早く帰らないと!

〇〇「な、何言ってるの?」

〇〇がお姉さんに食べられる!!

京子「ほら、早く」

ひよ「ダメ!!!」

京子〇〇「え?」

ひよ「あ、え?アイスダメ!」

食べるって〇〇の分のアイスの事だったのね

〇〇「あ、ごめん」

京子「ごめんなさい」

ひよ「え、あ、大丈夫!大丈夫です!〇〇が買ってきてくれるので!ね?」

〇〇「お、おう」

ひよ「じゃあ晩御飯作りますね」

ーーーーー

ひよ「お待たせしました〜」

なぜ2人して正座で待っているのかな?

京子「お、美味しそう」

〇〇「今日もご馳走だ〜」

ひよ「時短シチューで申し訳ないです」

〇〇「足が痺れた…」

ひよ「何で正座なんてしてるのよ」

〇〇「なんとなく?」

アイスを食べた反省の意を示しているのか?

京子〇〇ひよ「いただきます」

京子さん、もうデレはバレてるので出してもいいですよ?

もしかして、まだ私心開かれてないのかな?

京子「すごく美味しい!」

ひよ「よかった〜お口に合って」

ご飯がダメならお酒だな、うん!

ひよ「もし良かったらビールどうぞ」

京子「ここまでしてもらうと本当に悪いよ」

ひよ「大丈夫ですよ、自分の家みたいに過ごして下さい」

〇〇「ひよりもああ言ってるんだし、飲みなよ」

京子「じゃあお言葉に甘えて」

これで素のお姉さんが間近で見れる!

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