見出し画像

強いってどんな気持ちですか?29

次の日、学校にて

奈々未「えー皆さんやってると思いますが、もうそろそろテストは大丈夫ですかね?大丈夫だよね?」

ガラガラ

富田「みんなヤバいよ!」

松田「もうすぐテストだよ!」

優佳「うん、そうだね」

〇〇「先生から大丈夫?って聞かれたよ」

美玖「それがどうしたの?」

富田「どうしたもこうしたもないよ!何で3人はそんなに呑気なの!」

松田「このままだと赤点取っちゃう!」

美玖「授業ちゃんと受けてるんでしょ?」

富田「このちゃんはいつも寝てるよ!」

松田「すずだって作詞ばっかりして授業聞いてないじゃん!」

〇〇「2人は不真面目なのね」

優佳「じゃあ自業自得だね〜」

富田「どうか勉強を教えて下さい!」

松田「この通り!」

〇〇「頭いいお二人さんどうするの?」

優佳「〇〇も頭いいでしょ!」

美玖「教えてあげてもいいよ〜〇〇と一緒に勉強できるし!」

松田「本当に!?いいの??」

優佳「テスト週間中は部活休みだし教える方も復習になるし効率いいからね!」

〇〇「さすが2人は優しいね〜」

美玖「〇〇〜今回もビリだったら何してもらおうかな〜女装?女装させよっか!」

優佳「それいいじゃん!うちらが負けたら男装してあげる!」

〇〇「男装じゃなくて、メイドかチャイナ服だな」
松田「〇〇ってそんな趣味あるんだね」

美玖「アニメ好きだからね」

富田「まさかのオタク!?」

〇〇「2人は俺の部屋見てオタクだと思う?」

優佳「最近行ってないけど〇〇の部屋何もないよ」
美玖「そう言われてみるとミニマリストだ」

松田「え!?そうなの!?アイドルとか好きじゃないんだ?」

〇〇「テレビでは見るよ、あの〜なんとか坂だっけ」
富田「推しとかいないの?」

〇〇「何?おしって押すの?」

優佳「この格闘技バカはもう少し世間に興味を持ちなさい!」

美玖「まあいいや!今日は勉強してくの?」

松田富田「放課後お願いします!」

ーーーーー

人がはけた教室

ガラガラ

富田「先生!よろしくお願いします!」

松田「こちらをどうぞ!」

松田が3人にスポーツ飲料を渡す

〇〇「別にいらないのに」

松田「グイグイっと!」

優佳「ありがたくもらっとくね」

美玖「何からやる?」

松田「数学からお願いします!」

優佳が松田を教え、美玖が富田を教えて〇〇は1人黙々と勉強していた

松田「めっちゃ分かりやすい!楽しい!」

優佳「ね!分かると楽しいでしょ?」

松田「分かるとめっちゃ楽しい」

優佳「良かった〜勉強の楽しさ分かってもらえて」
松田「〇〇も頑張ってるね〜」

優佳「そんなに勝ちたいみたいだね〜」

松田「勝ったことないの?」

美玖「大抵優佳が学年1位で私が2位で3位が〇〇って感じかな」

富田「そんなに頭いいの!?3人」

〇〇「優佳と美玖は全国模試で1桁で僕はこの前24位だった」
松田「すご!3人とも出来杉君だ」

美玖「〇〇なんでもできるように見えて弱点あるんだよ〜」
富田「なになに??」

優佳「〇〇めっちゃ球技全般苦手なんだよ」

松田「意外!野球でホームランばかすか打ってそうだもん」

美玖「野球は特にダメだよ、すごい音して空振りするし、球が怖くてビビるしであたふたしてるよ笑」

〇〇「野球の球って当たると痛いじゃん」

富田「ボクシングの方が痛いじゃん!」

優佳「そうでしょ?〇〇感覚おかしいの」

〇〇「あんな硬い球が100キロとかで飛んでくるんだよ。怖いじゃん!」

松田「人に殴られるんだよ?痛いし怖いじゃん!」
〇〇「そうかな〜」

松田「ダメだこりゃ」

富田「テスト終わったら全校で球技大会あるよね?」
〇〇「僕は見学でいいかな」

松田「絶対1つは出ないといけないって誰か言ってたよ」
優佳「どうせなら野球やりなよ!」

美玖「久々に〇〇の空振りフルスイング見てみたい」
富田「ポンコツ〇〇君見てみたい!」

〇〇「嫌だ!野球やるんだったら代走だけにしてもらう!」
美玖「球技ダメなのまだ知られてないから多分全部に出させられるんじゃない?笑」

優佳「それあるね!」

〇〇「絶対に嫌だ!これから氷水風呂入って風邪引くようにする!」

富田「そんなに球技嫌なんだね笑」

松田「早く見てみたいわ〜〇〇君のポンコツっぷり」

〇〇「もし2人1つでも取ったら何でも聞いてよ!」

富田「ひっどーい!こんなに頑張ってるのに〜」

優佳「私らが赤点取らせる訳ないじゃん!じゃあ賭けに負けたら女装ね!」

松田「そうだ!そうだ!」

〇〇「いいよ!勝てばいいし!」

美玖「言ったね!言ったからね!」

〇〇「今回は全体的に自信あるからね!」

今回のテストで〇〇対女子4人のバトルが始まる、結果は後日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?