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人生は楽しむためにある

人生は楽しむためにある

『YES 人生は楽しむためにある』高橋歩さんの新刊。なんだかんだ歩さんのことは、初めて知ってからもう15年以上の月日が経つ。学生の頃に『毎日が冒険』を手にとって、こんな面白い人がいるんだ! っと思って、トークライブに参加してみたり、本を買って読んだり、人生の中で色々と刺激を受けた一人。

10年間の集大成ということで、どんな本かな? と思ったけど、「変わらないな」というのが感想(笑)。でも、変わらないってすごくて、歩さんが20代の頃に本を出して、そこから、コアなメッセージが変わらないというのは本当にすごいな、と思う。もちろん、色々なところを旅されて、色々な経験を積まれて、そこから生まれてくるメッセージもとても素敵なんだけど、でも、その人が持っているもともとのメッセージ、「魂の叫び」「心の声」みたいなものはきっとずっと変わらないのだと思うのだ。

今回の人生ではきっとその人の魂はそれをシャウトし続けるのだろうと。そう思えるメッセージ。きっと自分の中にもそんな魂の叫び、心の声があって、でも、まだまだその心の井戸みたいなものが掘り下げていくことができなくて、そこにたどり着けていないと思うのだけど、いつかそこにたどり着くことができたらな、と思う。

「人生は楽しむためにある」
ほんとシンプルな言葉なんだけど、忙しくなってくると、他人のことばかり考えていると、社会の波に流されていると、ついつい忘れてしまう。
人生がそのまま何もしなくても、勝手にハッピーになれるなら、それはそれでいいのだけど、どうも少なくとも僕の人生はそうはなっていないし、多くの人もそのようだ。
だから、そんな人生をハッピーに生きるならば、楽しむしかないのかな、と。
それは人生の節々に感じるし、世界を旅した時も、結局、どこに行こうが自分は自分で、自分が楽しめなければ、どこへ行こうが楽しくはない。

ここへ行けばハッピーになれる。これをすればハッピーになれる。この人に会えばハッピーになれる。そんなものが見つかればいいのだけれども、それはなかなかわからない。きっと、人生という流れの中で、その時、その時、そういうタイミングが訪れるのだけれども、でも、きっと終着地点なんてないのだろう。僕たちは死ぬまで、人生という旅を旅し続けるのだ。

昔、楽しかったことも、今やっても楽しくないこともある。昔、気が合った仲間も、今は気が合わないかもしれない。人は変わるし、人生は流れていくのだ。
だから、その時、その時を楽しんでいくしかない。
ちょっとした人生のきらきらを集めていくしかないのだ。その時、その場で、そこにいる人たちと一緒に人生を楽しむこと。僕たちにできることは、ほんと目の前のきらきらに手を伸ばすこと。目に見えるきらきらを楽しむこと。そんなことの繰り返しなんだと思う。

こうやって人生を楽しんでいる人たちを見ていると、自分も覚悟を決めないといけないな、と思う。それは、何かをやるということを決めるということもそうだけど、「人生を本気で楽しむ」という覚悟を。その覚悟ができれば、もう人生を楽しむしかないのだ。

いろいろある。ほんと人生にはいろいろある。
人生は理不尽なことばかりで、思い通りにならないことばかりだけれども、
でも、自分の人生、やっぱり楽しみたい。
一回だけの人生だから。
だったら、自分の人生を最高に楽しむ、と覚悟を決める。
必要なのはそれだけなのかもしれない。

そんなことを思い出させてくれる本
自分の心の井戸を掘り下げるきっかけを与えてくれる本
またお世話になりました
これからも宜しくお願いします
一緒に人生を楽しんでいきましょう

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