【一発合格】ビジネス実務法務検定2級を3ヶ月で合格したよ【3級飛ばし】

先日、第54回 ビジネス実務法務検定2級を合格することができました。

受験するにあたって勉強方法等の情報収集を試みたところ、3級を飛ばしていきなり2級に挑戦したケースや、IBT方式で受験した事例が多くはなかったので、誰かの参考になればいいなと思い、書き留めます。

なぜ受験したのか

直近の転職を機に、法務部にジョブチェンジしたことが大きいです。
加えて、自分自身、ただ書籍を読んだり上司や先輩方からのご指導いただいたことをインプットするだけでなく、問題を繰り返し解くことで知識が定着するタイプだったので、検定の勉強をすることで法律の知識が着けられるかな?とも思い、受験を決めました。

また、3級ではなく2級を受験した理由としては、それまでに法律に関する知識が0だったわけではなかったからです。
転職前も、法務部やコンプライアンス系の部署と関わることが少々ありましたし、法改正に対応するために業務オペレーションやシステムの改修に携わっていたこともあり、法律の知識は少しだけ持っていました。
そこで、2級の過去問を試しに解いてみて、「勉強すれば合格できなくはない…か…?」と思い、3級ではなく2級を受験することに決めました。

そのため、法律に関する知識に自信が無い方は、3級と2級の問題を解いてみて、どちらであれば合格できそうか確認してみることをオススメします。
以下のサイトに第48回の過去問が公開されているので、試しに解いてみてください。

ビジネス実務法務検定試験 第48回試験(12月6日実施) 3級・2級問題・解答|ビジネス法務|中央経済社

勉強方法

勉強期間

勉強を始めたのが7月下旬で、試験を受けたのが11月上旬ですので、期間だけ言えば3か月間と少々でしょうか。
しかし、8~10月半ば頃までは土日くらいしか勉強できてなかったので、実際の時間はもっと短いかもしれません。
平日は、業務で法律の知識をインプットしたり、通勤時間にアプリで問題を解いたり、入浴中に法律に関するYoutubeを視聴するなどし、短い時間でもなるべく毎日勉強できるようには努めてはいました。

教材

テキストは購入せず、過去問の解説を参照にしていました。

民法の物権・債権の理解に苦労したのですが、すごく分かりやすく説明してくださっているので、とても参考にしておりました。

行政書士の過去問ですが、ビジ法でも出題されるような問題もあります。会社法や民法、商法の問題を電車で解いてました。

勉強方法

自分の勉強方法で良かったかもしれないポイントを以下にまとめます。
※人によって合っている勉強方法は異なると思うので、参考程度にお願いします。

いきなり過去問を解いた。
もちろん、正解できない問題ばっかりだと思います(笑) しかし、誰しも、既に自分の中に知識があって、正解できる問題もあると数問はあると思います。既に知識があるのに、その分野に関してテキストを読み込んで勉強をする時間って無駄だと思いませんか。
そのため、過去問を解いてみて、知識0で全く分からない分野 / 分かってるつもりだけど自信がない分野 / 余裕で分かる分野 は何かを確認することから始めると、効率的に勉強を進められると思います。

②問題の正誤ではなく、選択肢毎の〇×を意識した。
ビジ法の問題って、大体4択とか5択とか、最近は6択とか8択とかで、「以下の選択肢の内、正しい / 誤っているもの(組み合わせ)を1つ選択しなさい。」みたいな問題が多いと思います。
なので、ぶっちゃけ選択肢のなかで「うわー〇か×か分かんねえ」ってものがあっても、「この選択肢は絶対〇だ!」ってものがあれば、なんとか正解まで行き着くこともできます。
しかし、それをやっていいのは本番だけで、勉強期間中にそれをやっても無駄だと思います。
本番はどのような問題が、どのような選択肢の組み合わせで出題されるか分かりません。実際、私が受験した第54回や、その前の第53回では、「以下の選択肢の内、内容が正しいものはいくつあるか。」という、選択肢全ての正誤が分からないと回答できない問題が出題されました…
そのため、勉強期間中に問題を解く際は、選択肢全ての正誤を確かめるようにすると良いと思います。

③Excelで自分用のチェックリストを作成した。
受験2週間前までは、ひたすら過去問を解くスタイルで勉強を進めておりましたが、さすがにそれだけでは覚えられないことに気づきました(笑)
なので、何回も何回も何回も何回も間違えてどうしようもないものは(私の場合は会社法、物権、債権、破産/民事再生/会社更生手続でした…)、隙間時間や試験直前にチェックする用のExcelシートを作成を進めてました。
以下は、実際に私が作成していたものです。

C列は、問題集の解説そのまんま記入していたり、解説を自分が分かるように書き換えたりしています。

このシートを、入浴中とか、カフェでドリンク待っているときとか、試験直前45分前に見返していました。

IBT方式での受験体験記

私は自室で受験しました。
IBT方式は、たしか以下の流れで進んだと思います(結構記憶がおぼろげでごめんなさい)。

  1. 指定された受付時間中に受付用ページに入室

  2. 画面に表示される説明等を読み、試験官を呼ぶ

  3. 試験官が身分証や室内の様子などをチェックする(めっちゃ細かい)

  4. 試験開始

  5. 試験終了後、すぐに結果が表示される

個人的な感想としては、試験前の室内の確認がめっちゃくちゃ細かいなと感じました。
最初に、カメラを360度回して室内を映すよう指示されます。私のカメラはパソコン内蔵のものだったので、パソコンを頑張っていい感じにゆっくり360度回しました。
その後、身分確認証の提示をした後、スマホ(手鏡でも可)をカメラに向け、自分のパソコンを映すよう指示されます。そこで、パソコンにカンニング用の付箋等を貼っていないかを確認するそうです。

また、机の下に何も入ってないか確認するために、机の下も映すよう指示されます。私が使用していた机は、机の下に収納できるタイプの机(引き出しタイプではなく、ただ置くことのできるタイプ)でめっちゃ物置いてたので、困りました(笑) 同じタイプの机で受験される方は、気を付けてください…
結局、試験官の方に、手が届く範囲のものはどこかにどかすよう指示されました。

あ、あと画面共有もしなくてはいけないので、不要なウィンドウやタブは閉じるよう指示されます。

IBTで印象に残ったのはこのくらいでしょうか。もし、何かお聞きしたいことあれば、教えていただければ追記いたしますのでお知らせください~。

ビジ法2級、頑張れば取得できます

ビジ法2級は、決して手が届かない資格ではないと思います。
景表法や下請法などは、「そりゃそうだよな」って感じの、常識的に考えれば正解を導き出せるような問題も出題されます。
なので、まずは過去問を解いて、自分が勉強しなくてはいけない分野は何かを明確にすることが大事だと思います。

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