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「わからない」を「すこしわかる」に変える~noteの専任UXリサーチャーを紹介させてくれ

一足飛びで正解に辿り着くことがなかなか難しい現代において、ユーザーのことを深く知り、自社のサービスを少しでもはやく、よりよくしたい!と頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。

プロダクト開発だけでなく、事業開発・マーケティングなどにおいても、定量はもちろん、定性的なデータがあることで施策実施までのスピードをはやめたり、施策を取りやめる選択をはやく取れるようになったりと、UXリサーチがさまざまな業種業態における意思決定を支えており、その重要度は日々増していると感じています。

自身でリサーチを行い、一次情報に触れることが重要である。ということは理解しているのですが、やみくもにリサーチを実践しても遠回りになってしまいます。

本記事は、同僚の他己紹介をリレー形式で書くシリーズ、「バリューバトン」の記事です。

オープン社内報とは?
一般的には社員しか見ることのできない「社内報」をだれでも見られるように公開することで、会社の中の様子を感じとってもらう記事企画です。

noteの筋肉担当エンジニア登内さんからバトンが回ってきたので、UXリサーチャーとしてnoteのプロダクト開発や事業開発を支える、仙田さんのことを書かせてもらいます。


自己紹介は以下の記事で自分で書いてくれているのでそちらも参照ください。

ここからは、仙田さんのすごいところを書き連ねていこうと思います。

150人超の組織におけるUXリサーチをどっしり支えている

前提として「UXリサーチャーってなにしてるの?」を(ざっくり)解説しておきます。

プロダクト開発だけでなく、事業開発における施策の検討・新規事業チームにおけるリサーチなど、デスクリサーチ・アンケート調査・ユーザーインタビュー・ユーザビリティテストなどさまざまな手法を用い、課題発見のための探索的リサーチから、仮説検証のための検証的リサーチまで、幅広く設計・実行しています。

note株式会社は、記事執筆時点では社員が150人を超えています。
「小さい組織」と呼ぶには人数が多く、規模拡大に連れて少しずつ分業も進んでいっており、各チームで日々ぶちあたる「わからない」の数も日に日に増えています。

未知の領域に足を踏み入れる際に道しるべとなるような手がかりを探索したり、進んでいる道が正しいかの方角を確認していくのは、すばやくかつ大きな成果を得たいビジネスマンにとってとても重要なことです。
アンケート設計やインタビューなど、ときには「誰でもできるのでは」と思われることもある領域ですが、専門性を磨いていたり、客観性をもって調査したり見解を示してくれるパートナーの存在はとても貴重です。

そんな、道しるべ・方位磁針・パートナーの役割を(ほぼ)1人で背負ってくれているのが仙田さんです。
チームメンバーやデザイナー・PM、業務委託でお世話になっているみなさんのおかげなので…と本人は謙遜すると思いますが、とにかくどっしり支えてくれています。

「本当にリサーチが必要か?」から相談に乗ってくれる

この記事を執筆している僕自身はプロダクトマネージャーをしており、n=1のユーザーの解像度を高めたり、探索・仮説検証のためにリサーチしたい!と(なかば思いつきで)仙田さんに相談することも少なくありません。

先日RESEARCH conferenceというリサーチのカンファレンスに参加した際にこんなつぶやきを残していたのですが、これがまさに仙田さん(と支援してくださっているデザイナーの方)に聞かれた内容だったりします。

うっかりすると言われたことを鵜呑みに「がんばります!」と息巻いてしまうところを、一歩引いた視点で冷静に見て、リサーチしたあとに何をしたいか、なにを明らかにするためにリサーチしたいのかを、対話をとおして紐解いてくれます。

僕も実際に相談して、「やっぱりこれはリサーチ以前の問題だね」という結論に至った施策もあります。

「事業に貢献するためのリサーチ」という姿勢を崩さない

僕もUXリサーチを学びはじめたころは、探索的リサーチをして、他のメンバーが気づいていない視点を授けつづけるだけでも価値があるのでは?と思っていたのですが、視点を授けてもビジネス成果に繋がらなければ評価される機会が少なく、世の中の潮流としてもも「UXリサーチャーやデザイナーもビジネスに貢献しなければならない」と言われています。

仙田さんが担うnoteのUXリサーチにおいても、事業貢献を主眼とする姿勢は崩さず、期初にはプロダクトマネージャーや事業部長、グループ長のところを飛び回って、解決したい課題や次にやろうとしていることの意思決定の質を上げる・意思決定のスピードを上げるなどの貢献ができないか?と画策してくれています。

「アップデートがあったらすぐに話せるように隔週でミーティングしましょう!」とカレンダーに予定を登録してあったりもして、仕組み化して社内の状況をキャッチアップしようとしてくれています。

カレンダーに登録されている隔週のヒアリングMTG

暗黙知を形式知に変える努力を怠らない

過去に調査したことを繰り返さないようにするため、また、メンバーが自身で意思決定しやすくするために、リサーチ結果はもちろん、手順をまとめて形式知化してくれています。

僕もたびたび過去のリサーチ結果に助けられたり、自身でインタビューを実施するときに手順書に助けられたりしています。

かつては社内Wiki、いまはNotionまとめられているリサーチについてのあれこれ

ほかにも、社外活動もがんばっている、社員みんなと仲がいい、うちの近所まで来たときにふらっと家に寄りに来た…など、たくさん書きたいことはありますが、今回はこのへんで。

RESEARCH Conferenceで司会をがんばるようす

くわしくは仙田さんのnoteもぜひ読んでみてください。

今回のバリュー

おおきな視点で考えよう / Think Big
さまざまな課題に出会ったときに、短期的なことにとらわれずに、長期的な視点と顧客視点を持って、大きな視点で考えるようにします。売り上げも利益も、サービスに持続可能性をもたらす燃料にすぎません。自分自身と、家族、友人、そして社会に誇れる仕事をしよう。

つねにリーダーシップを / Leadership
note株式会社のメンバーは、あらゆることに当事者意識を持って、率先して行動します。傍観でも、感想でも、批評でもなく、まず自分が行動することを重視します。どんなときも問題を解決する意志を持ってことに臨みます


バリューバトン、次の走者は仙田さんです!

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