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note PMチームで働くひとびと

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note PMチームの日々のできごとや、考えていることについて書き綴ります。
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ほかにはない「プラットフォームをつくる」という経験。クリエイターの幸せをつねに見据えるnoteのPdMとは

近年、プロダクトマネージャー(PdM)という役割を社内に置く企業が増えています。noteもそのひとつ。では、noteのPdMとは何をするポジションなのでしょうか。 そこで話を聞いたのが、noteのPdMを務める石坂優太さん、浅子拓耶さん、小西裕真さんの3人。彼らの言葉に共通しているのは、売上や利益といったわかりやすい数字だけを追い求めるのではなく、一貫してクリエイターの幸せを目指していることです。 この記事では、3人の言葉をもとに、noteのPdMの役割や魅力を聞きました

noteでPMとして3年働いてみての記録と、4年目への抱負

noteに入社して、まる3年が経ちました。 昨日から4年目がはじまっています。 社会人になってから10年ちょっと、転職や転籍であちこち行ったり来たりしていたので、これだけの期間同じ場所に腰を据えるのははじめて。 1年前から遡って、やってきたこと、変わったこと・変わっていないことと、上場や度重なる体制変更を経験して、「いまのフェーズでnoteではたらくこと」への思いを記します。 ↓1年前に書いた記事です。 3年目にやってきたこといちばん大きな仕事だと、2022年7月にリ

海外事例もインプットしたい!プロダクトマネージャーにおすすめの海外ニュースレター7選(+国内ニュースレター1選)

日本国内でもプロダクトマネジメントという役割や重要度の認知は大きく拡がり、カンファレンス・コミュニティ・各社のPMのみなさんの日々の発信などをとおして、ナレッジや事例などが共有されるようになっています。 ただ、役割としての成熟度やプロダクトの大きさ、市場規模など影響もあり、先進的な事例や学習リソースは海外から来るものが多いのも事実です。 翻訳本や解説ツイートを待つのもいいけど、そろそろ自分でも英語で情報収集したい!という方向けに、僕が半年間購読してみて役に立ったニュースレ

AIアシスタント(β)開発を通して感じたこと

こんにちは。昨年12月よりエンジニアからPdMチームのリーダーにジョブチェンジしました。山下です。 note社のバリュー(行動指針)を体現する同僚を紹介する企画「#バリューバトン」。 私からは一緒に目標を目指す仲間として活躍している、PdMのjitsuzonさんを紹介しようと思います。 正直、今回はじめてバトンが回ってきたので嬉しい反面、バトンを回していただいたkimukoさんにとても素敵な感じに書いていただいたので、ハードルの高さを感じています。。 でも、旬な人を皆様に

昔から「つくる」のが好きな話

先日引っ越しをしたときに、とても懐かしいものが出てきた。 これはなにかというと、2008年4月にパイオニア株式会社に新卒入社したときに「人生理念」の研修で作成した、ステートメントカードだ。 当時から14年経っているので、正直どんな研修内容だったかはまったく覚えていない。 ただ、専門学校を卒業したばかりの20歳の本当に何もわかっていない頭で、抽象的なよくわかんないことを一生懸命考えて絞りださないといけない、なかなかしんどい研修だったような記憶はうっすらある。 当時書いたと

プロダクトマネージャーにおすすめの本

本記事は、プロダクトマネージャー Advent Calendar 2022 の6日目の記事です🎄 昨日の記事はTakuya Asakoさんの「施策の優先順位づけ、完全に理解した」 ~ICEスコア・狩野モデルなどを掛け合わせた、プロダクト開発施策優先順位づけでした。 noteでPMを含めた開発チームのマネージャーをしています、石坂です。 PMの方はnoteで記事を書いてくださる方が非常に多くて、嬉しいです。 いつも参考にさせていただいています。 ところでみなさん、本読ん

「施策の優先順位づけ、完全に理解した」 ~ICEスコア・狩野モデルなどを掛け合わせた、プロダクト開発施策優先順位づけ

本記事は、プロダクトマネージャー Advent Calendar 2022 の5日目の記事です🎄 プロダクト開発における施策の優先順位づけ、みなさんどうやってますか? 会社の状況・事業目標・プロダクトのミッション・市場・競合他社・VoC・投資対効果・関わるメンバーのモチベーションなど、様々な変数を踏まえて優先順位を決め、プロダクトを非連続に成長させるのが、プロダクトマネージャーの仕事の1つです。 優先順位の決め方は、会社・事業・プロダクト・フェーズ感などによってさまざま

noteのPMとしての2年働いてみての記録と、3年目への抱負

noteに入社してから2年が経ちました。 当初はプロジェクトマネージャーとして入社して中規模以上の開発に携わり、昨年6月からはジョブチェンジして、プロダクトマネージャーをやっています。 節目なのでこれまでやってきたことや、変わったこと・変わっていないことなどについてふりかえって文章に残していきます。 2年間でやってきたこと入社直後に担当していた施策(そろそろ外で言っても大丈夫だよね…?)は、クリエイターの売上の預かり期限超過に伴う売上金の払い出し機能や、法人向けのnot

機械学習エンジニアがPdMとして推薦機能をマネージメントしたらこうなった

こんな人向け機械学習プロジェクトが立ち上がっては消えて困ってるチーム 経営層やPOの機械学習チームへの要望の理解に困っているエンジニア 社内でPoCモンスターしてる機械学習エンジニア(←自分もそうでした) このような状況の人達がプロダクトの価値を実現し、ユーザに価値を届ける機会が増えるとうれしいです! この記事を一文で表すと、「百聞は一見にしかず、百見は一体(体験)にしかず。」 これは大学のときに授業で言われたことで、 聞くよりも見ろ、見るよりも体験しろ、動くものを

note急成長のカギ、「グロースモデル」徹底解剖

note急成長の秘訣、それは「ひとつのKPIではなく、”グロースモデル” で、バランスよく施策をまわしたこと」かもしれません。 この「グロースモデル」とは一体なんなのか。noteの開発を語るうえで必須用語であるものの、全体像が語られることはありませんでした。 そこでnoteのプロダクトマネージャー(PdM)である石坂さんが、グロースモデル発案者でCXOの深津さん、グロースモデルに沿った開発と運営を先導してきたCEOの加藤さんに話を聞きました。 Amazon創業者ジェフ・

ポモドーロ・倒立・チャレンジを始めた

家で仕事をするときは、ポモドーロ・テクニックを活用している。 25分仕事→5分休憩→25分仕事→5分休憩…を繰り返す有名なアレだ。 この2ヶ月はフルリモートで仕事をしているので、仕事のリズムをつくる意味でとても重宝している。 note社では他にもポモドーロ・テクニック愛用している人がいくらかいるようだ。 (コーポレートIT 東さんのポモドーロ所感記事) (エンジニア megayaさんのポモドーロとでんぱ組.incの話をしている記事) 休憩時間の使い方がむずかしいポ

チームの視座をあげる「施策のドキュメント化」のススメ

noteのデザイナー(ときどきPM)の松下です。 どんなプロダクトであれ、行った施策の概要・結果の記録化はしていることが多いと思います。 この手のドキュメントはそれぞれの開発チームのスタイルがありますが、この記事ではnoteの、私が所属するチームで使っている「施策ドキュメント」のテンプレをご紹介します。 私としては、この「施策のドキュメント化」を導入してメリットしかなかった…! 運用じたいは、始めたのは今年にはいってから。その経緯・目的と、具体的なフォーマットについて書

受託PjM→自社サービスPdMになって「変わった」4つのこと

この記事は"プロダクトマネージャー Advent Calendar 2021"の13日目の記事です。 これまでの経歴では、ディレクター/PjM/スクラムマスターとして、クライアント向けのWebサービスやモバイルアプリを作ることが多かったのですが、 2020年11月にnoteに入社し、今年の6月からはPdMに転身し、新たな挑戦をはじめています。 よく聞く「受託→事業会社」への転職。そして「PjM→PdM」へのジョブチェンジを経て、「変わった」ことについて振り返ってみます。

noteに入社して、1年間楽しく働けたので、その理由を振り返ってみる

2020年11月にnoteに入社し、1年とちょっとが経ちました。 僕が入社したときは、ちょうど某ウイルスが若干落ち着いていた時期であり、初日だけオフィスに出社して、あとは特段予定がない限り出社しない、フルリモートに限りなく近い形態で働いています。 そもそもこんなに長く在宅勤務中心のライフスタイルが続くと思っていなかったし、フルリモートで転職活動をするとも思っていませんでした。 転職後もなかなか物理的に同僚と会う機会がなく、うまくやっていけるのだろうかという不安もありました