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noteのプロダクトマネジメント

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noteにおけるプロダクトマネジメントについてや、プロダクトマネージャーが書いた記事をまとめていきます。
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10分でわかるnoteのプロダクトマネジメント

✍️このページについてnoteのプロダクト開発に興味を持っていただいた方に、以下の理解を深めていただくためのページです。 目指す世界・事業の状況・いま解こうとしている課題 プロダクトづくりのやりかた・プロダクトマネージャーの役割 はたらきかた・会社やチームの雰囲気 🎯noteの目指す世界ミッション・ビジョン・バリュー noteでは、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」というミッションのもと、すべてのクリエイター・創作の活躍をあとおしする事業・プロダクトを運

note proのプロダクト開発

note proのプロダクト開発チームでデザインをしているzackieです。note pro専任の開発チームが立ち上がったのは、2023年の6月になります。それまではPMが存在せず、ビジネスチームの要望に対して、都度エンジニアがアサインされて対応する形を取っていました。 この1年で開発プロセスが整理されてきたので、2024年7月時点での開発の進め方を記録しておこうと思います。無数に存在するプロダクト開発の一例として、参考になる部分があれば嬉しいです。 note proとは

「クリエイターの創作活動を支援するプロダクトを開発し続ける」その想いと覚悟

10周年を迎えたnoteは、さらなる成長のために積極的に採用活動を行っています。 Organization Successグループ(人事・労務部門)の責任者・中西麻子が各グループ長にインタビューする本シリーズ。2人目に登場するのは、noteを技術で支える開発グループ長の重山弘之さんです。 noteのシステム開発だけでなく、CS(カスタマーサポート)、T&S(Trust &Safety。サービスを利用するユーザーとそれに関連する人々の安心・安全を守るための取り組みを担う)、

ダークパターンが生まれにくいデザインプロセスとは。クリエイターファーストのUI・UX設計

ユーザーにとって心地よいプロダクトを生みだすには、なにが重要でしょうか? 自社の利益を優先するあまり、ユーザーを誤解させるような「ダークパターン」(※)と呼ばれる設計を生まないことも、ひとつの大切な要素です。 この記事では、note社でCDOを務める宇野雄さん、プロダクトマネージャーとして、noteの開発に携わる大内田喜一さんに取材。「ユーザー体験を第一に考えれば、結果的にダークパターンは生まれにくい」と話すふたりに、デザイナー・プロダクトマネージャーとして大切にしているポ

note 3年生

2021年11月、Amazonからnoteへ転職した。 約3年経過したので、やってきたことを振り返ってみる。 1年生. 上場審査における「健全性」との戦い 最初はTrust & Safety の PdMとしてアクション。 当時は、IPO作業が佳境を迎えており、役員とnoteの守護神である淺井弁護士と共に「プラットフォームの健全性」に向き合った。 自分は「株主もクリエイターの一部」と捉えているため、Equity Finance におけるCX改善と捉えて、システム面から

noteでPMとして3年働いてみての記録と、4年目への抱負

noteに入社して、まる3年が経ちました。 昨日から4年目がはじまっています。 社会人になってから10年ちょっと、転職や転籍であちこち行ったり来たりしていたので、これだけの期間同じ場所に腰を据えるのははじめて。 1年前から遡って、やってきたこと、変わったこと・変わっていないことと、上場や度重なる体制変更を経験して、「いまのフェーズでnoteではたらくこと」への思いを記します。 ↓1年前に書いた記事です。 3年目にやってきたこといちばん大きな仕事だと、2022年7月にリ

海外事例もインプットしたい!プロダクトマネージャーにおすすめの海外ニュースレター7選(+国内ニュースレター1選)

日本国内でもプロダクトマネジメントという役割や重要度の認知は大きく拡がり、カンファレンス・コミュニティ・各社のPMのみなさんの日々の発信などをとおして、ナレッジや事例などが共有されるようになっています。 ただ、役割としての成熟度やプロダクトの大きさ、市場規模など影響もあり、先進的な事例や学習リソースは海外から来るものが多いのも事実です。 翻訳本や解説ツイートを待つのもいいけど、そろそろ自分でも英語で情報収集したい!という方向けに、僕が半年間購読してみて役に立ったニュースレ

AIアシスタント(β)開発を通して感じたこと

こんにちは。昨年12月よりエンジニアからPdMチームのリーダーにジョブチェンジしました。山下です。 note社のバリュー(行動指針)を体現する同僚を紹介する企画「#バリューバトン」。 私からは一緒に目標を目指す仲間として活躍している、PdMのjitsuzonさんを紹介しようと思います。 正直、今回はじめてバトンが回ってきたので嬉しい反面、バトンを回していただいたkimukoさんにとても素敵な感じに書いていただいたので、ハードルの高さを感じています。。 でも、旬な人を皆様に

プロダクトマネージャーにおすすめの本

本記事は、プロダクトマネージャー Advent Calendar 2022 の6日目の記事です🎄 昨日の記事はTakuya Asakoさんの「施策の優先順位づけ、完全に理解した」 ~ICEスコア・狩野モデルなどを掛け合わせた、プロダクト開発施策優先順位づけでした。 noteでPMを含めた開発チームのマネージャーをしています、石坂です。 PMの方はnoteで記事を書いてくださる方が非常に多くて、嬉しいです。 いつも参考にさせていただいています。 ところでみなさん、本読ん

「施策の優先順位づけ、完全に理解した」 ~ICEスコア・狩野モデルなどを掛け合わせた、プロダクト開発施策優先順位づけ

本記事は、プロダクトマネージャー Advent Calendar 2022 の5日目の記事です🎄 プロダクト開発における施策の優先順位づけ、みなさんどうやってますか? 会社の状況・事業目標・プロダクトのミッション・市場・競合他社・VoC・投資対効果・関わるメンバーのモチベーションなど、様々な変数を踏まえて優先順位を決め、プロダクトを非連続に成長させるのが、プロダクトマネージャーの仕事の1つです。 優先順位の決め方は、会社・事業・プロダクト・フェーズ感などによってさまざま

昔から「つくる」のが好きな話

先日引っ越しをしたときに、とても懐かしいものが出てきた。 これはなにかというと、2008年4月にパイオニア株式会社に新卒入社したときに「人生理念」の研修で作成した、ステートメントカードだ。 当時から14年経っているので、正直どんな研修内容だったかはまったく覚えていない。 ただ、専門学校を卒業したばかりの20歳の本当に何もわかっていない頭で、抽象的なよくわかんないことを一生懸命考えて絞りださないといけない、なかなかしんどい研修だったような記憶はうっすらある。 当時書いたと

noteのPMとしての2年働いてみての記録と、3年目への抱負

noteに入社してから2年が経ちました。 当初はプロジェクトマネージャーとして入社して中規模以上の開発に携わり、昨年6月からはジョブチェンジして、プロダクトマネージャーをやっています。 節目なのでこれまでやってきたことや、変わったこと・変わっていないことなどについてふりかえって文章に残していきます。 2年間でやってきたこと入社直後に担当していた施策(そろそろ外で言っても大丈夫だよね…?)は、クリエイターの売上の預かり期限超過に伴う売上金の払い出し機能や、法人向けのnot

機械学習エンジニアがPdMとして推薦機能をマネージメントしたらこうなった

こんな人向け機械学習プロジェクトが立ち上がっては消えて困ってるチーム 経営層やPOの機械学習チームへの要望の理解に困っているエンジニア 社内でPoCモンスターしてる機械学習エンジニア(←自分もそうでした) このような状況の人達がプロダクトの価値を実現し、ユーザに価値を届ける機会が増えるとうれしいです! この記事を一文で表すと、「百聞は一見にしかず、百見は一体(体験)にしかず。」 これは大学のときに授業で言われたことで、 聞くよりも見ろ、見るよりも体験しろ、動くものを

ほかにはない「プラットフォームをつくる」という経験。クリエイターの幸せをつねに見据えるnoteのPdMとは

近年、プロダクトマネージャー(PdM)という役割を社内に置く企業が増えています。noteもそのひとつ。では、noteのPdMとは何をするポジションなのでしょうか。 そこで話を聞いたのが、noteのPdMを務める石坂優太さん、浅子拓耶さん、小西裕真さんの3人。彼らの言葉に共通しているのは、売上や利益といったわかりやすい数字だけを追い求めるのではなく、一貫してクリエイターの幸せを目指していることです。 この記事では、3人の言葉をもとに、noteのPdMの役割や魅力を聞きました