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【大反省会】 noteの定期購読マガジンを1ヶ月でやめた話

タイトルの通りnoteの定期購読マガジン(不動産や投資を語るマガジン)を1ヶ月でやめたので、その経緯や反省点、およびnoteで何かを始めようと思っている方々への助言を残したい所存。
※購読者の方々への配慮/価値提供は最大限行いました。詳細後述。

いやね、やる気満々だったんですよ。不動産大好きだから無限に語れる自信があった。既にマンション買ってるし、含み益めっちゃあるし、現在進行系で買い換え検討してるし、値切り交渉の経験もあるし、買付失敗経験もあるし、フルリノベーションも検討してるし、この経験はいつか誰かに伝えたいと思っていた。

一般的に嫌気されがちなテーマだから、有料マガジン内でズバズバ語る方針にして今年7月に告知。僕みたいな適当人間のマガジンにも関わらず初月で20人弱もご加入頂き、それはもう大変やる気に満ち溢れておりました。

しかしこのやる気が徒となった。もう頭の中全てがマガジン。風呂入ってる間も育児してる間も「これも書こうかな」「Twitterでもこういう運用していくか」みたいなことばっかり。ここまで侵食されるとは想像してなく、開始して1週間くらいで「あっ、これダメだな」って思った。


僕が定期購読マガジンをやめた理由は大きく分けて2つあって、まず1つは「本当にずっと語れるコンテンツだったから」が挙げられる。何を言ってるのか自分でも不思議だが、簡単に言うと「あれも書きたいこれも書きたい、早く伝えたい、という思いが強くて制御できなかった」ということだろう。僕はSNSをそれなりに伸ばした経験が中途半端にあるから、「先にこれやったほうがいい」とか「やるからにはしっかり」「Twitterもしっかり運用考えたほうがいい」みたいな強制力ある考えがどんどん出てくる。各種SNSの運用を知ってるからこそ、「それをやらない=手を抜いている」みたいに錯覚してしまう。だから謎に頑張ろうとしてしまう。

こんな感じで頭がマガジンに侵食されていく。好きなテーマだからこそ手を抜きたくない気持ちが強まってしまい、どんどん時間が奪われていく。たった数日のことではあったが、これが結構怖かった(なさけねー)

そして2つ目の理由は「定期購読マガジンの性質に全く気づいていなかった」という点。これは完全に見誤ってた。ほんとにね、信頼してくれる方々から毎月お金を頂戴することのプレッシャーを甘く見ていた。決して「みんなが僕にプレッシャーをかけてくる!!」とは全く思ってない。むしろ優しく見守っていてくれたと思っているが、それ故に「しっかり価値を提供したい」「もしかして今も更新を待ってくれているかも」みたいな考えが次々浮かんでしまう。また定期購読の性質上、記事を提供していない虚無期間でも人からお金をもらっている感覚になってしまい、ぶっちゃけ非常に居心地が悪かった。この辺は個人の性格にもよると思うが、一度体感しないと分からないかもしれない。

そして個人的には、理由1で述べた「めっちゃ語れるテーマ」と、理由2の「定期購読マガジン」の相性がすこぶる悪いと思ってる。なぜなら話したいことが大量にあるから。2万、3万文字くらい数日で書けるのに、それを一気にドカンと提供したら定期購読マガジンにならない。かといって、それらを毎回500文字、1000文字程度に薄く伸ばして提供するのも躊躇われる。本質や注意点、別の視点もたくさんあるのに、「そこは次回の記事で!お楽しみに♡」とかいって誤魔化さなきゃいけない。これは「自らが持っている知識を常に出し惜しみしているような感覚」に近く、これも非常に居心地が悪かった。
※課金者側がどう思うかはあまり関係なく、発信者視点の課題。たぶん、多くの課金者は「そんなことないよ」って言ってくれると思うのは重々承知している。


そんな感じのことをグルグル考えており、「あっ、やめよう」と思ったのがマガジンを開始してからわずか5日後。傷が深くなる前に撤退しようと強く決意した。

でもこっからが大変。なぜなら既に多くの人が定期購読してくれているから… 1ヶ月でマガジンやめるとか聞いたことねぇよ
もうどうしよう。なんて謝るんだよ。詰んだ。炎上だ。つらい。。。


・・・!!
その時・・Takuに稲妻走るっ・・・!!!!
全てを打開する圧倒的閃きっ・・・!!!

初月に2万文字っ・・・!!
圧倒的物量・・・!!!バーゲンプライス・・!!!


ということで「今後数ヶ月かけてゆっくり語る予定だった内容を初月に全てぶち込む」というゴリ押し作戦でクローズ致しました。定期購読のお楽しみ感は皆無なものの、500円にしては十分すぎる量の価値を提供することで、なんとか購読者様にお許し頂こうという作戦でございます。本当に許されるのか分からないが、もうこれしかなかった。この度は大変申し訳ございませんでした。Taku先生の次回作にご期待下さい。


【対策と助言】

僕はどうすればよかったのだろうか。たぶん答えはシンプルだろう。

「全てを出し切った最強の記事」を作って置いとく

これ。これしかない。シンプルで最強のソリューション。まず第一に時間的なプレッシャーが皆無。あれも書きたいな、こんな視点もあるな、みたいに話が膨らんできたら全部突っ込んでしまえばいい。定期購読マガジンみたいに「ここは次回にしとくか、ネタ温存したいし」みたいな出し惜しみも一切無い。まさに本を創る感覚。

こうして見ると、当たり前だがnote定期購読マガジンは「少年ジャンプのような週刊誌」と似ていて、非常に特殊な形態だと改めて思う。作者が「もっと展開を考えたい」と思っていても、更新を待っている読者がいるから連載しなきゃいけない。たとえ読者が1人でも、その1人のために書き続けなければならない。そりゃ大変だろ。なんて考えが浅かったんだ私は。

でも「全てを出し切った最強の記事」を作って置いとく作戦であれば、完成したらあとは待つだけ。最高。もちろん読者を満足させる必要がある点は一緒だが、性質が全然違う。ぶっちゃけ売上0でもいい。悲しむのは自分だけだから。

たぶん僕はこっちの方が合っているんだろう。今思えば「プリセット作り」はとても楽しかった。こうでもない、あーでもないと試行錯誤して、どのストアで売ろうかな、紹介ページはnoteにしようかな、なんてことを2ヶ月くらいかけてじっくり考える日々。「これで全部出しきったな」と納得いく形でリリースし、あとは置いておくだけ。とっても楽。そして何より楽しかった。


例えばあなたが「SNSの伸ばし方」とか「フォトグラファーの裏話」みたいな類のテーマを有料発信したいと思ったとする。そんなあなたにも、僕は定期購読マガジンよりも「最強記事を作って置いておく」をおすすめしたい。

もちろん定期購読マガジンにしかない利点はいくつかあって、たとえば読者との信頼構築がしやすいとか、フィードバックを得られやすいとか、定期的な収入になるとか色々あるけども、「本当にその利点が必要なのか」は今一度考えてみてほしい。「週刊誌と同種のプレッシャー」と「定期購読マガジンの利点」を天秤に掛けて後者が勝るなら定期購読マガジンで良いと思うが、そうではない人も多いと予想する。特に「定期的な収入になる」はメリットではなくむしろデメリットとも言えて、「あなたを信頼している読者が、内容問わずあなたに毎月お金を支払ってしまう」くらいに捉えておきたい。僕みたいなメンタル弱々人間であれば尚更である。


ご購読頂いた方には大変ご迷惑をおかけいたしました。でも不動産や投資に関してはいずれ「最強の記事」を複数巻に分けて作りたいと思います。今やってるマンション買い替えが終わったらね。話したいこと多すぎます。10万文字くらい書きますわ!!

ということで大反省会でございました。ご参考になれば幸いです。


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