見出し画像

プラモ作りド素人マンがGMエコノミーキットを組む回[クモハ12形]

最近鉄道模型熱が復活してきて、ジャンク売り場に転がってるNゲージを拾ってきて直したりとかしてますが、せっかくなので1から組んでみるのもやりたいなーと思って、1年以上前に買ってそのまま積んでたグリーンマックスエコノミーキットのクモハ11/12形を引っ張り出してきました。

近年のキットで組みやすく造形クオリティも高い…らしい。

通常のNo.312ではなく、No.13012の着色済みのキット。これを選んだ理由は両運転台のクモハ12を作れば単行で遊べるしクモハ11でも2両で遊べること、17m級なのでミニレイアウトでも走らせられること(私の運転盤は最急C177になってます)、そして着色済みなので塗装しなくてもちゃんと形になることですね。
基本的にプラモデル自体ほとんど組んだ実績がないので、難しいことはせずまずは素組みでいいからちゃんと完成させられることを目標にやっていきました。もちろんめちゃくちゃ苦労するのですが…
(作業しながらダラダラ書いてるので無駄に記事が長いです。)



とりあえずランナー切り離して組んでみよう

反ってるわけではなく接続点

このキットは元々片運転台のクモハ11/両運転台のクモハ12を選択して作れるキットなので、側板が最初から分割されており接着で繋ぐ必要があります。で、ランナーから切り離した後はちゃんとヤスリでさらってから接続しているのですが綺麗に平面がでず・・・ 
まあ屋根板に接着するときに押さえつけてるしかなさそうです

屋根上機器、細かすぎ問題(よくみるとモールドが既に一回折れている)

初心者向キットらしいですが鬼門はこの屋根上機器。
旧型国電特有の前面ステップとヘッドライトを接着する必要があるのですが、ステップは約2mm四方のプラ辺を屋根板にモールドされたステーに接着、ヘッドライトに至ってはなにも目標がないところに左右方向にまっすぐ正面に、上下方向も垂れ下がらず上向きにならないように貼る必要があります。難しすぎ。この作業で何度も失敗して、何度もやってるうちにモールドが折れてしまいました。。。 頑張ってくっつけ直しましたが悔しいですね。

アホ細かいですが部品です。
破片は折れたモールド

色差しをしたい(1回目)

着色済みとはいっても屋根板がねずみ色近似色で塗装されているだけで、側板前面板はぶどう色近似色で成形、その他の屋根、床下、機器一式は灰色と黒で成形された同じ構成のランナーがそれぞれ1式入っている(2両分なので計4枚)仕様です。逆に言うと1両作ると側板以外は色違いで余ったパーツが丸ごと1両分出るので色々遊べる。
でもってなにも色がないので、ここには色あったほうがいいよなーってところに色入れていきたい。漁ったら昔使ってたタミヤカラーがでてきたので、ちょっとだけやってみます。

ヘッドライトはクロームシルバー。まあまあうまくできたかな?
貫通扉側窓抑えの枠はスカイグレーで。ガタガタですが正直はみ出してないだけマシ。
(納得してない)

箱に組む。(L字にしてからやる方法)

初めてなので、セオリー通り側板をL字に組んでそれを屋根板に貼る方法で。この段階でガラスの塩ビ板は貼ってあります。

で、お気付きの方はいるでしょうが、箱組み前に屋根上機器をつけてしまっているのがまず失敗。やってるうちに外れたりしまくります。
そしてこのクモハ12、妻板の下側がフラットじゃないせいでマット等に当ててまっすぐにできません。綺麗に抑えるのがすごく難しい…

形にはなったけど・・・

そんなこんなで組めはしたんですがこの通りステップやパンタ台が剥がれてしまい悲しいことに。接着剤はセメダインのハイグレード模型用(中身がほぼウレタンのやつ)を使用しているので、失敗しても元の地が駄目になることはなくはみ出た箇所も爪楊枝で軽くこそげば落とせるのはそこは良かった。がプ溶かして接着するタイプではないので強度が出ないのが難点。

集中力が一日1~2時間程度しか続かないのでここまで実は1週間近くかかってたのですが、ステップ台がもげまくったり妻板の色差しのクオリティも悔しかったので、これはここまでで一旦置いておいて、もう1つ分のほうで最初から作り直すことにしました。こっちはこっちで激しい失敗したわけではないのでまだ弄り倒して遊べるしね。

この通りもげて貼り直したりを繰り返した跡。表現はすごいけどモールド細かすぎるのよ・・・
弄るときはもう諦めて削り落とそうと思います

1から作り直す

2回目なので流石にサクサク。

やり直し分は先週の3連休で集中して取り組むことに。
基本は同じなのであまり変わってないですが、箱に組む前には屋根板に何も貼らない、あとモールドを傷めないために適当な箱にマスキングテープで貼っておいて浮かして作業、そして調べてたらGM通信に着色済みキット組み立てのコツとして先に屋根に妻板だけ貼ってしまい、その後に側板を貼る方法が紹介されていましたのでこれに習ってやってみることにしました。

ということで箱組みしたのがこちら。左がやり直したほう、右が1回目のほうですね。この段階では差がないですが、個人的にはかなりうまくいったか!?な気分です。

色差しをしたい(2回目)

順番が前後しますが、納得していなかった貫通扉側のガラス抑えを今度はガンダムカマーカーのガンダムグレーで塗ってみる事に。

作業のしやすさとやらかし対策を兼ねてマスキングは厳重に。
作業中に写真撮ってなかったので、ここは完成後になってます。
写真で見るより実物はもう少しはっきり発色してる

面相筆や爪楊枝で色載せるよりガンダムマーカーでピッと引くほうが自分には合ってたみたいで、模型的にはあっさり表現っぽい感じですがまっすぐ線が引けたので大満足。
調子に乗ってガンダムマーカーをもともと持ってた黒/メカシルバー/スミ入れふでペンのほかに今回のグレーにシルバーと細字6本セットと消しペンまで揃えちゃうわけで。

その他に色が入ってない運番表示を白く塗ったり、テストで尾灯を赤で塗ったりしましたが、尾灯は思ったより鮮やかに発色しちゃったので本番では採用しませんでした。

流石にテストは1回目の方の車体でやってます。

床下機器は基本黒い成形色そのままですが、主抵抗器だけはグレーで塗っておきました。

これだけでそれっぽいね。

鬼門の屋根上機器(2)

屋根上機器ですが、今度は最初にヘッドライトから貼り付けることに。
本当になにも位置の目標がないので、とりあえずベンチレーターの穴から中心線だけ出してそれっぽい位置に適当にヘッドライトを貼り、接着剤が乾くまでに頑張って上下左右位置を調整する方法でなんとか。はみ出た接着剤を綺麗に落とせるのがわかってるからできる芸当ですが、そのかわり接着力はあまり強くないので、後に後ろからそれなりの量を流し込んでます。でももげそう。

横から。若干上ずっている感じがありますが許容範囲内。
上から。まあこんなものでしょう。

反対側もやってこんな感じ。写真でみるとすこし上ずっている感じがありますね。納得できるまで微調整は繰り返してます。

後は残りの部品を貼っていくだけ。

パンタ台も位置目標があってないようなもんなので左右で位置が合わせにくいです。
いいじゃん。

素組みから逸脱しますが、列車無線のアンテナだけは欲しかったのでkatoのE256系屋根上機器Assyパーツセット(ホビセンで買った)から部品を切り出して、現存実車のクモハ12502と同じくステップ部に接着してあります。
対角線上ではなく非貫通側が向かって左の1位側、貫通側は向かって右の3位側(戸袋が埋められているほう)に設置されていることに注意が必要。
パンタは穴を1.2mmのピンバイスでさらった後に普通にPS13Nの黒をつけてますが、保存者は灰色みたいですね。まあいいでしょう。

やっと完成

そんなこんなで最初からだとほぼ1週間半、作り直し始めてから丸3日かかりましたが無事に完成、作り切ることができました。

いいね~~
この写真だと窓抑えの色差しがわかりやすいですね。
貫通扉の踏み板は成形色の黒のままですが、意外とそのままで違和感なさそうです。
ちっちゃくてかわいいね。

ヘッドライト/主抵抗器/運番/元中間側貫通扉ガラスサッシのみ挿し色、列車無線アンテナ追加以外は完全素組です。
ド素人初心者にしては頑張りました 。リベット表現も細かいしちゃんとそれっぽくなるキットなので、作りがいと満足度はめちゃめちゃ高いです。慣れてる人だと半日もあれば作れるキットなんだろうなとは思います。

完走した感想

素人の私には正直このレベルのキットですら難しくてhageそうだったので、当分キット組は御免です… 特にヘッドライトと前面ステップが異常難度すぎるし、箱型に組むのも難しい。
これでエコノミーキット最易とかマジ・・・?orz
多分103系とかのほうが絶対簡単だと思います。知らんけど

ちゃんと車体番号のインレタも買ってあるのですが、力尽きたので気が向いたらやります…
また、コアレス17m動力も用意してあり本当はちゃんと動力化する気でいたのですが、綺麗につくれて満足したのと壊したくない気持ちで、動力化はやめてこのまま飾っておく事にします。先に作って半分失敗したもう1両の方をリカバリーしつつフリーランス的に組み立てるつもりがあるので、そっちがちゃんと出来たらそれを動力化したい。

その後:インレタに挑戦しました

バニッシャーもってなくてもボールペンでもできるらしいので挑戦。
なんとか貼れましたが普通に細かすぎてhageました。

リベットの表現の上にインレタ貼らなきゃいけないのが無理。
実車どうなってんだ?ってよくみたら該当箇所にはリベットがないんですね…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?