Negative Lab Proのプリセット:カラー写真向け全プリセットを試してみた
今回は、Negative Lab Pro(以下、NLP)のカラーネガ向けプリセットをすべて試して、好みのトーンを探してみました。NLPでフィルム写真を仕上げる際の参考になれば嬉しいです。なお、モノクロネガ向けプリセットの比較は、また別の機会に紹介します。
ちなみに、ネガポジ変換時の色味比較記事も併せてご覧いただくと、さらに理解が深まると思います。
プリセットについて
プリセットの説明(NLP公式フォーラムより)
公式フォーラムに投稿されていたプリセットに関する説明を引用します。
NLP - Standardの説明が「クラシック!」だけなのがいいですね笑。
プリセットの名前を見ていくと、フィルム名がついてる再現系はなんとなく方向性が見えてきそうですが、独自トーン系は実際に見てみないとなんとも言えないので、早速見ていきたいと思います。
全16種類を一覧で見てみる
同じ写真ですがトーンがかなり違いますね。こういった比較をすると、「はたしてフィルムの色とは?」と迷子になっています笑。今の感じているのは、まずは写真屋さんでデータ化してもらったものを目指して調整し、その上で自分の心地よいところを目指す、という流れがいいかなと。
ということで、各プリセットを比較するにあたって、「写真屋さんでデータ化してもらったものに近いのはどれなのか?」を軸にしたいと思います。
プリセットごとに見てみる
比較しやすいように、左が「プリセットを適用したもの」、右が「写真屋さんでデータ化したもの」で並べています。
プリセットが16種類あり、見るだけでも大変かと思うので、ぱっと見の印象だけ写真に添えてます。
Cinestill
Clean Contrast
Clean Contrast [+]
Frontier
Fuji Crystal Archive Paper
Fuji Superia
Kodak Gold
Kodak Portra
Kodak Portra - Airy
NLP - Neutral
NLP - Rich
NLP - Standard
Noritsu (Green Shadows)
Pakon (Clean & Rich)
Portrait (Fashion)
Portrait (Warm and Soft)
雰囲気が近しいものは
個人的な印象では、Frontierです。次点でKodak Goldですね。
今回のように全てのプリセットを画像書き出しして比較するのは初めてでしたが、これまでNLPでの編集時にプリセットを切り替えて確認してた時も、「Frontierが一番好きだな」と思い利用してたので、僕的には「やはりこうなったか」というのが検証してみた感想です笑。
今回は「写真屋さんでデータ化してもらったのに近いのはどれか?」という評価軸ではありましたが、こうして俯瞰で全てのプリセットを見てみると、PakonやNoritsuも好きな雰囲気なので、今後、こちらを使ってみようかなと。
特にPakonはニュートラルな雰囲気、コントラスト感どちらもかなり好みでした。
次回も引き続きNegative Lab Proの深掘りをしていきます
今回はカラー向けのプリセットを比較してみましたが、次回はモノクロ向けのプリセットの比較をしていきます。
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