Negative Lab Proのプリセット:モノクロ写真向け全プリセットを試してみた
前回はNegative Lab Pro(以下、NLP)のカラー写真向けプリセットを試したので、今回はモノクロ向けのプリセット(18種)を試してみます。
好みのプリセットを見つけることが目的ですが、それにより編集のスタート地点が整うため、その後の調整もしやすくなると思います。
プリセットについて
プリセットの説明(NLP公式フォーラムより)
まずは、公式フォーラムに投稿されていたプリセットに関する説明です。
カラーと同様、こちらもNLP - Standardの説明が「クラシック!」というシンプルさ笑。カラー写真向けのプリセットは「NLP」のついたものが3種類(Classic、Neutral、Rich)ありましたが、モノクロ向けは1種類のみとなっており、モノクロ向けのプリセットは印刷紙をベースにしたものが多いです。
僕自身は、プリセットに挙げられている印刷紙で写真をプリントした経験がなく、「印刷紙に写真をプリントした雰囲気に近いか?」は判断できないので、「見た目が好みか」という軸で話していきます。
全18種類を一覧で見てみる
こちらも前回同様、写真屋さんでデータ化してもらったものを目指して調整し、その上で自分の心地よいところを目指す、という方針で進めたいので、「写真屋さんでデータ化してもらったものに近いのはどれなのか?」を軸にします。
プリセットごとに見てみる
左が「プリセットを適用したもの」、右が「写真屋さんでデータ化したもの」で並べています。
比較してみてみると、全体的にプリセットを適用したものが暗めになっていて、写真屋さんでデータ化いただいたものはほどよい明るさになっていることに気づきました。こういった調整って、スキャナ側での自動補正もあると思いますが、一枚ずつ確認・調整していただいていると思うと、ありがたいですね。
Cooltone - Matte
Cooltone
Copper & Iron
Fineart - Cotton - Natural
Fineart - Cotton - Pure
Fineart - Satin - Natural
Fineart - Satin - Pure
Fomatone - Matte
Fomatone
Kodak Brown Matte
Kodak Brown Toner
NLP Standard - B+W
Palladium
Selenium #1
Selenium #2
Selenium #3
Warmtone - Matte
Warmtone
雰囲気が近しいものは
プリントしたら印象は変わるかもしれませんが、Fineart-Satin-Pure、NLP Standard - B+Wがニュートラルな色で使いやすそうなこともあり、僕の好みでした。次点で、Selenium #3もいいですね。
色味がかった他のプリセットも、飛び道具的に使ったり、各プリセットのトーンを生かした作品などを作る際にはとても良さそうだなと感じました。
試しに、上記のプリセットを適用して明るさを調整してみたところ、写真屋さんでデータ化してもらったのに一番近かったのは「NLP Standard - B+W」でした。
長文ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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