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大学受験のインテリズム―地理 気候編―

こんにちは。takuです。

今回は地理の気候についてお話します。

気候についてですが、ポイントとしては

1.季節、気候の原理
2.ケッペンの気候区分
3.気候ごとの環境(土壌、植生、気温、降水量etc...)

この3つが挙げられるかなと思います。1と2は3を理解する助けになるもので3は実際に我々の社会、生活にどのような影響があるのかを考えるうえで重要になってくるものです。

それでは見ていきましょう。

季節、気候の原理

以下は春秋の季節の時の地球のモデルです(あと地軸を回転させてないのは申し訳ない汗)

気候の原理1

赤道に近い程日光が直にきて暑くなり、北極や南極に近い程日光がしっかり当たらず寒くなるということです。

これ以上厳密に説明すると地理学とかの世界に入るのでやめときます。(それに自分は地理はそんなに得意ではないし汗)

次に夏冬についてです。今後はちゃんと傾けました。

気候の原理2

まず、地軸が傾いているので傾いた分日光が垂直に当たるところがずれます。そして地軸近くの北極南極は一方は絶対に日が当たらず、もう一方は絶対に当たります。

これらが回帰線、北極南極圏、白夜と極夜の話です。

そして、ここまで来て疑問に思われる方もいるでしょう。それは矢印です。

これは大気の循環を表しております。理論上は、水を熱するときにあらわれる流れのように、暖かいところは空気が上昇し、冷たいところは下降して矢印のような空気の循環が起こります。

ただし、実際はそうなりません。赤道近くと極近く、そしてその間の3つの領域でこの循環が起こっています。

詳しい原理は覚える必要はありません。正直私も分かりません。覚えづらければ途中で空気が落ちるという考え方で良いと思います(正しいかは分かりませんが少なくとも私はそう覚えました)。

そしてこの循環で注意すべきなのは、まっすぐ北上南下しないということ。自転が働いているためにコリオリの力が働くためです。

これもかなりめんどくさいですが、北半球から考えて、北上するときは東方向、南下するときは西方向にずれると考えましょう。南半球はその逆です。

偏西風が西から吹くと覚えて他を覚えるというのもいいかもですね。

ケッペンの気候区分

ケッペンと言う人が気候をタイプ化したという話です。

タイプ分けとしては、A~E、s,f,w、a,b,cという分け方があります。あとはBとEで二つのタイプがあります。

整理するとこのようになります。

1.年降水量<乾燥限界の1/2ならBW(砂漠気候)、乾燥限界の1/2≦年降水量<乾燥限界ならBS(ステップ気候)、それ以外であればAかCかDかEである。
2.最寒月平均気温18度以上ならばA、最寒月平均気温が-3度以上18度未満ならC、最寒月平均気温が-3度以下の場合、最暖月平均気温が10度以上ならD、0度以上10度未満ならET(ツンドラ気候)、それ未満ならEF(氷雪気候)である。
3.sとfとwについて。最多雨月と最小雨月を比べて、冬の最多雨月降水量が夏の最少雨月の3倍ならsummer dryでs、夏の最多雨月降水量が冬の最少雨月の10倍ならwinter dryでw、それ以外ならf。
4.乾燥限界について。乾燥限界=20×(年平均気温+α)である。なお、αはwなら14、fなら7、sなら0である。
※http://www.azeta.jp/tiri/4-2/kikouku.htmlを参照し、一部分かりやすいように修正を加えた。

上のリンクもご参考いただければと思いますが、基本的に判断基準はこれで差し支えないです。

ちなみに、BSは年間降水量250~500ミリくらい、BWはそれ以下くらいという感覚で判断するとスパっといけるんじゃないかな~

気候ごとの環境

これについてはそれぞれの気候を詳しく説明すると長くなりすぎるのでポイントとなる視点だけ説明します。

まず、土壌です。肥沃な土壌、そうでない土壌の違いとその理由を名称も含めて覚える必要があります。例えばチェルノーゼム。これは本当によく出るので絶対覚えるべき。

次に農業の仕方です。これは農業自体の単元でもやると思いますが、気候が直接関わっていることもあります。例えば灌漑や焼畑。灌漑からの塩害は頻出です。

あとは、植生ですね。ジャングル、セルバ、タイガ…ここら辺は農業や環境問題などなど、色々な単元に関わってくるところだと思いますし、何より植生自体が頻出です。絶対出ます。

これについて詳しく知りたいというのであれば、普通に地理の資料集に書いてあるのでそちらをご覧ください。ここで説明するよりもはるかに詳しくて正確な知識が書いてあります。

その知識を整理して覚えれば絶対に気候は出来ると思います。

終わりに

いかがでしょうか。

今回書いてて思ったのは、自分が地理の知識を相当忘れているということですね笑

ただ一つ申し上げたいのは、知識を覚えるのではなく知識と知識のつながりを理解して覚えるのが大切であるということです。

地理を受験科目にする大学はそんなに多くないと思いますが、どの大学でも基本記述があり、知識のつながりを分かっていないと間違いなく撃沈します。

つながりを理解する、という点では予備校にはすごくお世話になりました。ポイントなどもしっかりと捉えて説明してもらえるので、予備校は上手く使いましょう。


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