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喜怒哀楽/うつからの克服

はじめに

私はうつを経験し、現在では克服しており、その片鱗すら出ていません。


症状を抱えていた際は。本当の無表情で、笑ったとしても建前上の笑いであり、本当に心の底から笑うということはありませんでした。


【笑顔】
笑うことはもっとも美しく。綺麗で。格好の良いもの

だと私は感じております。



無表情・無感情の弊害


あらかじめ説明しておきますが、
顔面神経麻痺をはじめとする表情を作れないような方のことを指していません。
心から笑っていないことを指します。

たとえ表面上の笑顔だとしてもそれは本当の笑顔ではないんです。


表情を作ることが苦手な方でも心の底から笑ってはにかむだけでも良いんです。



そして。そのような心から笑えるような状態でなければあまり良い状態ではないことが起きるのです。私も体験しました。


それは


自分の気持ちがわからなくなった


と言うことです。


喜怒哀楽という言葉がありますが、

当時の私は
【喜】【怒】【楽】が欠如していました。


せめてもの【哀】が残っていたのです。


感情がほとんどなくなり、自分自身が何者かわからなくなったのです。

幸いにもその【哀】が残っていたので
感情を失ったロボットのようなことにはなりませんでしたが、それが無くなったらどうなっていたのか、、、

と考えると恐ろしいです。



表情や感情がなくなることはそれほど身体にも精神にも異常をきたすのです。




物事を伝えるツール


物事を伝えるときに1番使うのは。

【言葉】

【文字】

【身振り手振り】

ですが、


対面でなにかを伝えるときには、

表情・感情が必要です。


表情でなにかを表現したり、
感情を表現するのに、声のトーンや抑揚をつける。のように相手になにかを伝えるためには必要なものなのです。


それが欠如していると、
100%相手に伝わらなかったり、
最悪の場合だと自分が思っている逆のことが伝わってしまうのです。


それほど対面でなにかを伝えるのに
表情や感情は必要なのです。



言葉の選択

先ほど表情や感情の必要性については間接的に記しましたが、

うつ症状が出ていた頃は、

正しい言葉の選択できていませんでした。


相手の気持ちを考えず。
相手の表情を読み解かず。

自分が言いたいことだけを言って。

まるで自己満足のように過ごしていました。


  • 相手が受け取りやすい言葉の選択

  • 相手が不快な思いをしない言葉の選択

  • 相手を納得しやすい言葉の選択

など目上の方や同期・後輩など

なにも考えず自分の思うままに話をしていました。

当時。相手が自分のことをどう思っているか。
なんてものはどうでもよく自分が言いたいことをただ言うだけの一方通行な関係を築き上げているので、

関係を良好に保つと言うことはせず、一歩間違えれば最悪な方向に向かっていくことも考えられました。

それに気づくまで。それを対処するまではたくさんの時間がかかりました。


多くの方に謝罪を。


最後に

みなさんにお伝えしたいことは。
喜怒哀楽を持ちましょうと言うことではありません。

精神的に辛い人や表現をするのが苦手な方もいらっしゃいます。


そのような方にはさまざまな背景があり、話したくないこともあるかもしれません。


当時の私のようにみなさんを傷つけてしまうこともあるかもしれません。


みなさんがこのことを知っている方知っていないかでも変わってくるかと思います。


社会全体として。社会で生活する方達の認識としてまだまだ。精神的になにかを抱えている方に対してのフォローが成り立っていないと感じます。


この記事を見てくれた方にでも少しはそういったことを認識していただき、温かな世の中が生まれてくれればと私は感じます。

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