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今週のNY市場 ( ロイター引用 ) 2022/12/17

今週の動き。

12月12日 月曜日
ダウ工業株30種 終値34005.04ドル 前日比+528.58 (+1.58%)

<為替> 不安定な取引の中、ドルが主要通貨に対して上昇した。市場では13日の米消費者物価指数(CPI)のほか、14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表が注目されている。

<債券> 13日に米CPI、14日にFOMCの結果発表を控え、国債利回りが上昇した。
FRBはこれまで4回連続で0.75%ポイントの利上げを実施したが、景気後退を招くことなく高インフレを抑制するため、13─14日のFOMCでは利上げ幅を0.50%ポイントに縮小すると予想されている。

<株式> マイクロソフトやファイザーなどの上昇を支援材料に反発し、主要株価3指数は11月30日以来の大幅な上昇率となった。市場は13日発表のCPIや14日まで開くFOMCの結果を注視している。

NY市場サマリー(12日)ドル・米国債利回り上昇、CPI・FOMCに注目 株反発 | Reuters

12月13日 火曜日
ダウ工業株30種 終値34108.64ドル 前日比+103.60 (+0.30%)

<為替> ドルが全面安となった。米国のインフレ率鈍化を受け、米連邦準備理事会(FRB)が14日まで開催する米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を縮小する可能性があるとの期待が高まった。

<債券> 国債利回りが低下。朝方発表された11月の米CPIの伸びが予想以上に鈍化したことで、FRBのインフレ抑制に向けた取り組みが効果を発揮し始め、今後はFRBの積極姿勢が弱まる可能性があるという観測が強まった。

<株式> 続伸して取引を終えた。米CPIが市場予想を下回り、FRBがインフレ抑制を目的とした利上げを近く減速させるとの期待が高まった。ただ、積極的な引き締め姿勢を維持するとの懸念もくすぶっている。

NY市場サマリー(13日)ドル全面安・国債利回り低下、株続伸 インフレ鈍化で | ロイター

12月14日 水曜日
ダウ工業株30種 終値33966.35ドル 前日比-142.29 (-0.42%)

<為替> 米連邦準備理事会(FRB)が予想通りに0.50%ポイントの利上げを決定したことを受けドルは当初上昇したものの、パウエルFRB議長の記者会見を受け下落に転じた。

<債券> 国債利回りが小幅低下した。米連邦準備理事会(FRB)がこの日まで開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)は、大方の予想通り0.50%ポイント利上げを決定した。

<株式> 不安定な値動きとなる中、反落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)はこの日、予想通り0.50%ポイントの利上げを発表したが、最新の金利見通しが引き上げられたことで警戒感が広がった。

NY市場サマリー(14日)ドル軟調・株下落、FRB議長会見受け | ロイター

12月15日
ダウ工業株30種 終値33202.22 前日比-764.13 (-2.25%)

<為替> ニューヨーク外為市場では、ドルが上昇し、特に円と英ポンドのほか、資源国通貨に対して値を上げた。市場では米連邦準備理事会(FRB)が来年に入っても利上げを継続するとの見方から、リセッション(景気後退)リスクが意識されている。

株価が下落する中、リスク選好度が低下したこともドル買いにつながった。
FRBの前日の0.50%ポイントの利上げに続き、欧州中央銀行(ECB)はこの日、0.50%の利上げを決定。FRBとECBは共に利上げ幅を0.75%から縮小させたものの、利上げ継続を示唆した。イングランド銀行(英中央銀行)もこの日、0.5%の利上げを決定した。

コンベラ(ワシントン)のシニアマーケットアナリスト、ジョー・マニンボ氏は「FRBとECBがタカ派的な姿勢を示したことで、景気後退懸念が高まっている」と指摘。「FRBが利上げは終了していないと示唆したことに加え、パウエルFRB議長が利下げに転じるハードルを高く設定していることで、ドルが上昇している」と述べた。

<債券> 米金融・債券市場では、米債利回りが低下した。欧州中央銀行(ECB)が追加利上げを決定し、今後の利上げも示唆したことを受け欧州債利回りは上昇したが、軟調な経済指標を受けた。

<株式> 米国株式市場は大幅続落し、主要株価指数が数週間ぶりの大幅な下落率となった。インフレ抑制に向けた米連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げが景気後退を招くとの懸念が強まった。

NY市場サマリー(15日)株式大幅続落、ドル上昇、利回り低下 | ロイター

12月16日 金曜日
ダウ工業株30種 終値32920.46ドル 前日比-281.76 (-0.85%)

<為替> 不安定な値動きとなる中、ドルが上昇。米連邦準備理事会(FRB)が当面利上げを継続するとの観測を背景に、リスク選好の動きが後退した。

<債券> 不安定な取引の中、国債利回りはまちまちの動きを示した。長期債利回りは世界的な動きに連動して上昇した一方、短期債利回りは米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締め長期化を示唆したものの低下した。
市場関係者は年末年始を控え商いが細り始めていることから、相場のボラティリティーが増しているとの見方を示している。

<株式> 3日続落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)によるインフレ抑制策が景気を後退させるとの懸念が強まった。週間ベースでも2週連続のマイナスとなった。

NY市場サマリー(16日)ドル上昇、株式3日続落 債券まちまち | ロイター

FRBの動向に関連して今週注目のイベントでは、解釈が見方によって異なるところ。

2022年12月13日 22:37 JST

2022年12月15日 22:36 JST

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