経済についての討論番組で思うこと
NHK 日曜討論やABEMA Primeなどテレビやネットで日本経済について
討論する番組を見ていて不快に思ってしまうのが、
根本的な認識が違う
こと。
これじゃ議論になりません…よね?
例えば金融経済のテーマで金融緩和の出口戦略など。
物価上昇率 +3.0% → 2%物価安定の目標は達成 → 金融緩和の出口戦略
の検討すべき。といった論調の場合です。
物価上昇率 +3.0%、それエネルギー(ガソリン、電気代等)含んでいますよね。
「やはり消費者物価指数(CPI)を指標にしているではないか」と早合点するのは如何なものでしょうか。
基調的な変動を的確に把握する必要がある
とのことで、上記引用元を参照されても分かる通り、さまざまなデータを元に消費者物価の基調的な変動を分析されております。
ちなみに 9月の生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は1.8% でした。
それもまたひとつの指標ですので金融緩和継続の是非を決めるに値する話ではありませんが、基調的な変動を的確に把握する材料ではあり無視できないかと思います。
上記の例では、
コアCPIが基調的な変動を的確に示しているという定義が前提ですので、
その共通認識を得るところから議論いただきたいところです。
定義を明確に
テーマの例「物価」ひとつ取っても、何に基づいて発言しているのか根本的な部分が一致していなければ討論にならず、単なるお気持ちの表明になってしまいます。
議論の根本的な部分ですから定義を明確にしたうえで、持論を唱えていただきたいなと思うところです。
定義や現状の認識が一致していない場合は、そもそも議論にならないと思います。議論が深まりません。浅いところで水掛け論しているだけですから。
そんな風に思うところです。
長々と書いてしまいましたが、
とくに経済については、
数字やグラフなどをベースに物事を語りましょうよ!
と言いたいだけでした。作為的に利用しない限り数字は嘘をつきませんからね。
多種多様な先生方が様々な角度から分析・議論していただいたほうが有意義なお話になると思うのですけどね。
以上、ありがとうございました。
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