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主張を一旦忘れよう。聞くチカラ。

聞き手に徹するということ

ここ最近「 検討を加速する 」との意気込みを語っている某国のトップですが、そのお方の特技である「 人の話をよく聞く 」というのは、
仕事や子育てなど、様々な人間関係において非常に重要な能力です。

ですが、私が重要と思う「 聞く 」という能力は
「 真摯に受け止める 」という意味ではありません。
話し手の「 意図を汲み取る 」ということです。

誰しもが言葉巧みに思いを伝えられるわけではありません。
ですから、言葉の端々や全体像、抽象的な表現など、聞き手はそれを汲み取るための努力をしなければなりません。

私は仕事上、接客もしておりますが、お客様の「あれ」や「あの」といった言葉にならない表現もしっかり汲み取って、ご要望にお応えしております。おそらく、どんな業種であれ、お客様へのご提案が必要ならば、相手の意図を汲み取るという能力は非常に重要になると思います。

出典がどこか忘れましたが
「本に書かれていることのうち、重要な部分は全体の2割」
と聞いたことがあります。
コミュニケーションにおいても同じ事が言えると考え、
お話全体の中から2割の重要なトピックが拾えれば良いと思います。

提案は謙虚に

普段何気なく接客していらっしゃる方も、相手の話を聞く時は、
「 私の尺度はいならい 」そんな風に考えているのではないでしょうか。私はそこに「プロとアマ」の違いを見出しております。

まず聞く。それから「 最適解 」と思われる提案をする。
まだ我慢しましょう。「 最良 」の提案はいりません。
最適な提案です。
それから、最良と思われる渾身の提案をいたしましょう。

最適でも最良でも、きちんと相手の意図を汲み取れているならば、こちらの意図も相手に伝わるはずです。
この部分が甘いと、余計な提案をしたり、聞き取り不足で意思の疎通が図れないなど、話が進まないどころか評価を落とすことになるでしょう。

あとがき

すみません、今回も勝手な持論を長々と書かせていただきました。
私の最良が貴方の最適ではないこともある。
一見ドライなように見えて、気持ちよくWin-Winの関係を構築するのに必要な条件のはずだと思い立ち、書かせていただきました。

今回もありがとうございました。

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