罰ゲームの歴史

昨夜アインシュタイン河井くんと見取り図盛山くんのインスタライブを視ていて、乳首洗濯バサミが痛さの割りにウケの量が少ないって話しをしていました。

基本的に罰ゲームは構成作家か、その場で芸人が考えるモノなので、僕みたいな舞台監督が罰の内容を決めることはありません。

舞監は最終的にそれが安全かどうか、舞台で出来るかどーかを判断する仕事なので、どの罰が痛みに対してどこまでウケがあるかとかは考えたことが無かったので、その二人の意見はスゴく面白かった。

その時ふと、舞台の罰ゲームってどのくらいあるんかな！？と疑問がわき、夜中ずっと罰ゲームについて考えました。

鼻フック
デコピン
シッペ
ビンタ
金的
ハリセン(巨大ハリセン)
タライ落とし
ケツバット
スネバット
背中モミジ
スネ毛ガムテ剥がし
乳首洗濯バサミ
激痛足つぼ
ビリビリペン
低周波治療器
回転している自転車タイヤお尻止め
足つぼマット歩行
ゴムパッチン

顔面パンスト
本音をぶっちゃける
大声で相方の好きな所を言う
大声で恥ずかしい事を言う
給料公開
親に電話

センブリ茶
激辛ドリンク飲み
激辛食品食べ
激マズ食品食べ

臭い布系嗅がせ
○○してから一言
私物プレゼント
私物破壊
鼻舐め
男同士キス
くすぐり
ムチャブリ
ＣＯ2噴射
熱いお湯かけ

基本的なとこで言ったらこんな感じでしょうか。
もう細かいのはキリ無いし、ほとんど忘れてます。

そういえば！！

漫才劇場の公式インスタで翔LIVEの罰ゲームシーンだけ動画アップしていたのを思い出して見てみました。

漫才劇場公式インスタ

いやー、罰ゲームもインフレ起こしてますね(笑)
単一罰ゲームではなく、罰受けてさらに何かという複合スタイルが多くなっています。

リアクションの後にまだセンス問われる(笑)

後はもう迷走したような罰ゲームもありました。

ケツクリスマスチキン

クリスマスか知らんけど！(笑)

作家さんも大変ね、ホント。
殆どのシンプル罰ゲームが周知されて真新しさがなくなってしまうから工夫していく。

こんな機会にと罰ゲームの歴史も調べてみたら、もう１００年以上も前に罰ゲームというシステムはあったみたいですね！

でもよく考えたら羽子板で失敗したら顔に墨塗るってのも罰ゲームですもんね。

Wikipedia先生の罰ゲームのページによると(何でこんなページあんねん)１９０７年(明治４０年)に発売された世界遊戯法大全という書物

に色んなゲームが掲載されていて、さらに

罰ゲームも一覧として１００個記載されているようです。

「頬かむりをして盗人の忍び入る真似をしなさい」

「三冊の本を頭に載せ手を離して部屋を回りなさい」

「猫の鳴きまねをしなさい」

「鏡に姿を写して接吻をしなさい」

さすがに誰もやらん！
三周回って逆に面白そう(笑)

１００年で罰はこんなにインフレを起こしているので１００年後の罰ゲームとかどんなんなでしょう！？想像もつきませんね。

遊戯法大全で遊ぶYouTube動画もありまりました。

ぷーぷーテレビさん

動画にある三つ目のゲーム地味に面白そう(笑)

図書館が開いていたら借りてみたいなぁと思います。

さらにもう少し掘り下げて調べると、１９００年とかそんなレベルでない、奈良時代西暦４００年辺りに中国から日本に伝わった曲水の宴という、曲がりくねった小川の上流から杯を流し、自分の前にくる迄に詩を作り上げ、その杯の酒を一杯だけのむ。

しかし、間に合わなかった場合は、罰杯といって、もっと多くのお酒を呑まないとダメだったそうです。

いや、その罰はまだ世間でやってるヤツおる！！

１００年前の罰ゲームは絶滅しましたが１６００年前の罰ゲームは健在でした。

いやはやなんとも古い歴史があったんですねぇ。

曲水の宴

風流過ぎ！！
今でも何ヵ所かでやってるみたいです。
これもまた見てみたいなぁ。

さぁさぁ罰ゲームの歴史について書きましたが、最初に書いた一覧は、痛い、熱い、辛い、臭い、恥ずかしいなど様々ですが、皆さんが友達と遊ぶときにも罰ゲームはやりますよね！？

色んな程度がありますが、罰ゲームの部分を動画に残そうとしたり、よりエンタメ性を求めると基本的に危険度が増します。

舞台での罰ゲームは我々プロが安全管理を行っています。作家も新しい罰ゲームを開発した時は必ず自分や近しいスタッフで試して安全を確保出来る方法を探り尚且つ、より面白くなるようにブラッシュアップさせます。

ケツバット１つとっても、どのどのプラスチックバットでも叩いてもいい訳ではありません。

堅すぎるのもあれば、柔らかすぎておもしろくない、など踏まえ丁度ベストなモノを過去の経験や実験からスタッフが導き出して舞台で使います。

人によって痛みに強い人、弱い人もいます。
電流の強弱もそうです。

我々はその人の限界を越えないよう、ギリギリのラインに微調整して舞台に出しています。

そしてそこにプロの芸人リアクションが足されます。

だから面白いんです。

ただただ身内が痛ければ面白いって事ではないので、個人個人で罰ゲームを執行する時はちゃんと安全を意識してあげて下さい！

それは約束して下さいね😊

では指切りげんまんでもしましょうか。

指切りげんまん
嘘ついたら 針千本の～ます。
指きった！

いや、罰キツい！！(笑)

これは約５００年前に出来た罰です。