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「競馬民最低最悪の休日」のお話

一言で言えば、終わっている。

今日は「現代版競馬民最低最悪の休日の過ごし方」を書いてみることにする。

僕は東京競馬場から数キロのエリアの東京西部エリアに住んでいる30代の独身男。趣味はJリーグと競馬、そして好きなバンドのライブに行ったり、本を読むのが好きだ。

いわゆるカレンダー通りに休める仕事をしているので、世界の流行り病が来る以前は、土曜日に応援しているJリーグチームの試合を見て、日曜日は競馬のG1を見て、夜はライブで。みたいな生活をしていた。合間合間に行われる友人との飲み事を入れると、我ながら結構充実していた休日だと思う。

それがここ数年、世界の流行り病のせいでいろいろなことが制限された。同時にいろいろなものがオンライン化され、趣味のエリアも例外でなくなってきた。

それを踏まえて、現状の競馬民の土日を紹介する。

「土曜日」

9:30頃
起床。とりあえず歯磨きとコーヒー。

10:00~
グリーンチャンネルで1R~ダラダラ馬券を買う。寝ぼけ眼、脳みそはほぼ働いていない状態で小倉1Rに挑むんだから、勇気ある行動である。勝ったり負けたりで11:40で午前中のレースが終わる。
自分の中で「よし休憩」的な気持ちを挟んで、ここでシャワーを浴びる。かならずシャワーを浴びる。繰り返すが、ここでシャワーを浴びていないといけないのだ。理由は後ほどわかる。

12:10~
午後の新馬戦開始。前半戦馬券で勝っていれば、ここからしばらく「たのしいなー!!競馬たのしいなー!!」みたいなランナーズハイが訪れる。逆に負けていれば、「はやく特別戦こいよ、未勝利戦多すぎるんよ」みたいな気持ちで金を捨てる作業が進む。自分が未勝利のくせに。

15:00~
待ちに待ったメインレース。馬券で勝っているときであれば、「よし、メインが終わったら出かけるかな。新宿で買い物しよか」みたいなアクティブな気持ちになる。負けていれば、「とりあえず12R買うか、あ、佐賀3Rか」のように、地方競馬の時間帯とかぶってくる。これが本当の地獄の始まり。

16:00~
メインレース終了。ここからは説明を前後させよう。馬券で負けている場合は、一旦仮眠をとる。というか現実から逃げる。

17:30~
時間にして1時間だろうか。西日も差さなくなった部屋で現実から逃げた末に訪れるのは、虚無と空腹である。とりあえず寝起きの高知5Rで気分を切り替えようか?
あぁ…外れた。よし近所のスーパーへ食材を買いに行こう。

あぁ、シャワー浴びてない…シャワーを浴びていないのである。ここで強烈なめんどうくささが襲い掛かる。もうマヨネーズとケチャップ飲んで寝ようかな?みたいな気持ちになりつつも、自分に鞭を打ってシャワーへ。

18:30~
本日初の外の世界。外は素晴らしい。空気が淀んでいないのだ。スーパーで総菜を買って帰り、本日初めての食事。競馬で負けたんだから、せめてお惣菜だけでも得をしたい。その一心で手に取る半額シールのお惣菜たち。当然味はあまりしない。でも食う。なんせお腹がすいたもんでね。

19:30~
よし!!と謎の気合いと共に挑む高知競馬。馬柱の情報を見てもパドックを見てもどの馬が勝つかなんてわからない。しかし今日を負けで終わるわけにはいかないので、自分に都合のいい情報で馬券を組み立て、とりあえず馬券を買う、買う、負ける。
そして迎えた高知名物「一発逆転!ファイナルレース」のお時間。この「一発逆転!」の部分に込められた不純な熱意と言うか、スッカスカの盛り上がりが個人的には気に入っている。渾身の馬券購入。爆死。

21:00
本日見事完走。後々考えれば、JRAのレースでやめておけばよかったのでは?地方競馬で傷は広がっているんだか?と言いたくなるお財布の状況。ここからはもうダラダラとした時間が進む。そして気づいたころには24:00付近になり、名実ともに1日を終えるのである。明日こそ…という決意を胸に床に就く。

「日曜日」

※土曜日と同じ。

そしてサザエさんシンドロームの影響もなく1日が終わるのだ。これが最低最悪の競馬民の休日の過ごし方である。

いかがでしょうか。あなたにも身に覚えのある土日だったのではないでしょうか?

2023年になり、徐々に規制が緩まって、正常がすぐそこまで来ている気がします。自戒の念も込めて、今年はまともな土日を過ごすんだぞ!というメッセージを競馬ファンの皆さんに送ります。

フェブラリーステークス、誰が勝つのかな?ほら始まった競馬脳の月曜日です。

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