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ゆめみ2022フロントエンドサマーインターン開催までの苦悩
まずは感謝
サマーインターン開催にご協力してくれた皆様に心からの感謝を。
設計・コンテンツ作成
桑原さん
徳本さん
楠さん
インターン担当
桑原さん
徳本さん
楠さん
臼居さん
上原さん
迫田さん
筒井さん
ルークさん
勝瀬さん
選考
フロントエンド選考メンバーの皆様
応募管理
ゆめみ: 1名
キャスター: 2名
書いて頂いたインターン体験記事
第1章: モチベーションがない
ゆめみ2022フロントエンドサマーインターンの起点は「モチベがない」からスタートしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1662643769594-ClyT3bz4Jy.png)
モチベ低下要因
・1000名体制の目標に共感できていない
・ありがたいことに応募は沢山頂けている状況
・新卒比率が30%前後になるため受入れ体制の準備の方が優先度高い
・面談、面接、コードチェックなど選考コストもかなりきつい
モチベがないなら「モチベを上げる」からスタート
色んな視点から「インターン」を捉えて、「モチベ」が上がりそうなものを見つける旅
目的ベース
なぜやるのか?
やらないとどうなるのか?
課題ベース
どんな課題を解決したくてインターンをするのか?
認知?内定承諾率?その他?
内的動機ベース
開催側が楽しくなる案はないか?
インターン生と何を一緒にやりたいか?
外部情報からきっかけを探す
ゆめみ内部からも情報収集
サーバーサイドインターンのフィードバック内容
デザインインターンの設計思想
面談、面接で応募者から伺うインターンへの期待内容
新卒メンバーから他社インターンの体験内容
新卒メンバーからインターンに期待していることを聞く
大事なことを決める
![](https://assets.st-note.com/img/1662644655633-stQN8HcS9e.png)
モチベのベクトルを変える意識
「言われたことをやる」からの脱却
「自分達がやりたいこと」へのベクトル変換
「目的」の明確化
第2章: 出てきたアイデア
最善は尽くす。
しかし、何も生まれなければ「出来ませんでした」を伝える前提で、とにかくモチベーション維持を重視しながら雑談交えて、「楽しそうなことを考える」を続けました。
やっと出てきたインターン生が期待することの仮説
グループワークが良いのではないか?
同年代との実力差確認
インターンに参加したという実績
インターンに参加したことによる面談優位性
グループワーク自体の体験
とにかく捻り出したアイデア
オレオレフレームワーク作成
FoF/BoFでテーマを決めて開催する
良著をいくつかピックアップして雑談する
type-challengeベースで何か作る
フロントエンドコーディング試験を一緒に作る
10回くらい変更要件が出てくる実務体験
クソコードからリファクタリングする
npmでパッケージ配信してみる
何もわからんので当事者である学生をアルバイトでjoinしてもらい、アドバイザーになってもらう
遂にインターン内容が決まる
タイトル
クソコードをリファクタリングしよう
要件
運営・選考・メンター担当に負荷がかからないこと
グループワーク
募集人数はメンター担当を事前募集して、集まった担当人数x2人
5時間ぐらいで終われるくらいのタイムスケジュール
ディスカッション多めが良さそう
第3章: コンテンツ作成
仲間が増える
インターン内容が決まったあと、運良く手の空いている二人がいたので声をかけてみたら、OKを貰えて無事に仲間が増える。
やめ太郎さん、楠さん本当にありがとう。
コンテンツ作り
無限に作れてしまうコンテンツなので作成期限を6月末までとしました。
とにかく楽しんで欲しかったので、普段ではまず出来ない「master 直push」を推奨しました。
「ちょっと壊れてるけどmaster push!」は今でも思い出して笑えるワードです。
目的設定
ゆめみ
ゆめみを知ってもらう(外部認知)
カリキュラムを公開し、他でも利用できるようにする(業界貢献)
インターン生
就職活動のメリットになるようにする
どこのインターンに参加したかが、publicに把握できる
インターン参加した結果が、publicに把握できる
タイトル
伸び代しかないコードをリファクタリングしよう
クソ -> 伸び代しかない
というポジティブワード変換を思いついたのは個人的には満足しました。
内容
事前に用意した、「伸び代しかないコード」をグループワークでリファクタリングする
コードベースは「ゆめみフロンエンド・コードテスト課題」
グループ
ゆめみ1名 + インターン生2名
日程
2022/08/20(土) 10-18
場所
discord
リポジトリ
第4章: メンター担当者募集
ワイ記法を使って募集をする
こういったイベントってなかなか人が集まらないものです。
グループメンションになると尚更です。
いつも通りの募集では全く集まらないと思ったので、やめ太郎さんを自分に宿し、ワイ記法で募集をしてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1662646590782-Nqy9K8ZI6S.png?width=800)
7名集まりました。
立候補してくれた皆様、本当に感謝してます。
担当者の稼働内容を決める
これが一番ややこしかったです。
ゆめみにはカテキョ制度 というのがあるので更に複雑。
運営側としては、
土日に稼働してくれるメンバーへできる限りの報酬を用意したい。
平日に休みを取りたい要望に応えるための選択肢も用意したい。
労務上問題ない状態である必要もある。
経理の人にも負担はかけたくない。
一番ベターな選択をする必要があったので、すごく心理的ストレスが多かったものでした。
全方面の落とし所を見極めて着地させるの本当大変。
休日出勤
勤務時間x時給x1.25倍だけもらえる
みなし残業40時間があるので、時給x1.25倍してもあまり高くならない
代休
平日に休みを振り替えて、割り増し分だけもらえる。(8時間以上勤務必須)
今回は該当しないので利用不可
振休
平日に休みを振り替えるだけ
経理処理の関係で当月消化必須
カテキョ制度
決めた時給で全員固定で計算。
支払いは賞与のため若干遅い。
給与が高い人は休日出勤の方が高くなる場合もある。
メンバーには上記からそれぞれ選択できるようにしたかったが、経理処理上複雑になるそうなので、全員同じにして欲しいと要望があり、メンバーの多数が恩恵を受けれる「カテキョ制度」を選択することにしました。
第5章: インターン公開募集
ここからがまた大変。
全体管理はほぼ私一人でやるつもりだったので、一人でも回せる状態を作る必要がありました。
募集内容決める
内容はほぼ決まっていたのですが、インターン生への報酬決めが少し大変でした。
選考フロー決める
ここが結構肝で運営設計としては、なかなか上手く出来たなーって自画自賛したいところ。
前提条件
全体管理はほぼ一人
選考メンバーは疲弊気味なので余裕をもたせたい
本番日程から逆算して募集〜選考・結果連絡まで約1ヶ月
学生さんの実力担保はしたい
学生さんの時間も奪いたくない
応募管理してくれるキャスターさんの夏休み
コミュニケーションコストは最低限にしたい
実際の選考内容
面接なし
コードテストは自信作を提出
選考結果は日にち固定の一斉連絡
参加辞退者が出た場合でも落選者から再調整しない
告知媒体決める
フロントエンドは有り難いことに応募数は見込めるので、選考メンバーの疲弊を考慮して控えめにスタートする。(1敗)
スタートの告知・スカウト媒体
HRMOS様
サポーターズ様
LabBase様
スタートを控えめにしたのが失敗。
2週間経って想定よりも応募が少なく、追加で告知・スカウトを増やすことになる。
追加した告知・スカウト媒体
やめ太郎さんのtwitterで告知
スカウト媒体追加(忘れました。ごめんなさい)
やることはやった。もう後は祈るだけ。
募集終了1週間前くらいまでドキドキでした。
告知は最初にガッツリやってしまって、ある程度の応募数を稼ぐのが運営側にとっては一番心理的に安定します。
採用業務メンバーとの連携
主に応募管理をしてくれるキャスターさんとの連携を最小限にすることを意識しました。
週1回、応募人数だけ連絡をもらうようにする
応募者からの質問事項があった場合だけ、随時連絡をもらうようにする
応募数の不安で毎日自分でも応募状況を確認していたので、結果的には連絡も不要でした。
第6章: リハーサル
無事にインターン募集が開始されましたが、応募が少ない不安を抱えながらも、新規で作成したコンテンツをぶっつけ本番というわけにはいかないので、リハーサルを開催することに。
私の心理状況
平日にリハーサルは日程調整が大変なので現実的ではない
本番でも土日稼働してもらうのに、リハでも土日稼働してもらうのもお願いしづらい
本番だけ参加してくれれば良いくらいまで運営側が準備する前提で、リハは別の人にお願いする
また募集告知してリアクションない状況を見るのは心理的に辛い。
全く集まる気がしない。
結局、本番担当者にお願いをすることにしまして、皆さんリハ参加も快諾してくれました。本当に感謝。
今回の内容は3人1チームだったので、追加で1-2人いると都合が良いため募集はしました。
このリハに立候補してくれたのが、勝瀬さん・ルークさん。
リハーサル
リハーサル設計で意識したこと
本番とほぼ同等のタイムスケジュールであること
拘束時間を必要最小限にするため、削れるところは出来るだけ削る
リハーサルの感触
担当者としても体験は悪くなさそう
多少課題はあるものの、概ねよさそう
リハーサルで見えた課題
自己紹介テンプレートを用意する
ランチの時間は丸々1時間ではなく、前後に10分程度余白を作る
ランチの時間に準備する時間はほぼないので、事前に用意してもらう
成果発表ではmdファイルではなく、Draft PR形式にする
「伸び代コード」の事前把握をお願いする
チーム分けはエディターを出来るだけ揃えておくほうが良い
eslint, prettier設定はしておいたほうが良い
グループワークの時間を少しでも増やしたい
サポートメンバーがいるとより良いかもしれない
リハーサルでの思わぬ成果
本番当日も筒井さん・ルークさんもお手伝いしてくれると言ってくれたこと
このお二人が立候補してくれたことが、のちの本番で物凄く効いてくるのですが、それはまたあとで。
第7章: 募集終了
2022/07/22で募集終了。
こういった募集は最後に駆け込み応募があるなと改めて体験しました。
運営側としては早めに応募数を確保して安心したいですが、そんな都合良くは当然ならないわけです。
選考期間
駆け込み応募により選考に時間が結構かかるとのことで、募集終了〜選考結果連絡まで、事前に1週間の猶予を設けておいて本当に良かったです。
助言をくれた筒井さんに感謝。
選考結果の一斉連絡
事前に選考結果のテンプレートは用意していましたが、選考がギリギリになることもあり、送信前日に準備することなりました。
何があるかわからないので、想定される準備は大事だなと改めて思う。
選考結果連絡後に一度合格者からの返信を貰ってからインターン会場(discord)へ案内する予定でしたが、ここでまた満塁ホームラン並みのアイデアが思いつく。
思いつき
合格メールにdiscordのinviteリンクまで貼っておけば、応募管理してくれているキャスターさんとの連携が減る
合格メールに参加表明は「discordのinviteと添付した自己紹介テンプレを使って自己紹介チャットを流してください」とすれば、こちら側から細かく案内しなくていい
自己紹介チャットを流すことで、インターン生もゆめみ側もどんな人がいるのか事前に把握できる
思いつきとはいえ、天才じゃん!なんて自画自賛してました。
第8章: 本番
本番当日ゆめみメンバーは1時間前に集合。
特にやることはないのですが、寝坊などや準備不足なども加味して集合してもらいました。
リハーサルを行なっていたので、特に問題も発生しなかったです。
多分ゆめみメンバーは「何の時間なんだ?」って思ったでしょう。
30分前でも良かったですが結果論なので、安全対策としては1時間は無難だと思います。
トラブル
本番の魔物というか、大体何かしらのトラブルは発生するものです。
インターン生参加辞退(1名)
想定はしていたので辞退者が出た場合は2名1チームを考えていましたが、リハーサルに参加してくれた追加立候補のルークさんが辞退者の代わりをしてくれることになりました。
ゆめみ側担当者の一部時間帯不在
当日にいきなり「xx時〜xx時」の時間帯ちょっと都合が悪くなって一時ミュートしますと連絡がきました。
なんで当日にそんな大事なこと連絡してくるの!!!というか2ヶ月前からこの日はしっかり予定を確保しておいてね!って言ったよね!どうゆうこと!楽しみにしてたって言ったじゃん!嘘だったの!?私を騙したの!?ひどい人!インターンとその予定どっちが大事なの!?お願いしている立場だから強いこと言えないけど、もやるうううううううううう↑は(仲が良いので)かなり盛りました。突然伝えられたことには少しびっくりしましたが、サポートとして参加してくれることになった筒井さんがフォローしてくれたので、特に問題なく進行することができました。本当に感謝。
無事に終了
多少のトラブルはあったものの、順調に進行して終了しました。
それぞれのチームを巡回してましたが、チーム毎に特色が出ていて皆様楽しそうにしていたので運営としては安堵しました。
第9章: 運営はまだ終わらない
当然、運営側は本番終了して終わりではないわけですね。
後処理
ゆめみ担当者の報酬手続きの案内
インターン生の報酬支払い手続き依頼
メッセージも考えてください!って言われて30分で作りました。(準備不足)
discord会場のお掃除連絡
公開してしまっているAPI KEYの無効化
インターン生からの質問回答
これで本当に終了です。お疲れ様でした。
振り返り
Fun
モチベーションが無い時に一緒に「モチベ上がらん!」を言えたこと
「ちょっと壊れてるけどmaster pushだ!」という非日常体験
インターン生との交流機会
インターンの体験を記事にしてくれたこと
Done
大きなトラブルなく開催できたこと
関わってくれる人たちのコストを出来るだけ最小限にしたこと
自分達がまずは楽しくあり続けること
Learn
モチベーションが無いところから実現するまでのプロセス
人の巻き込み方
応募の告知は最初にガッツリやること
どれだけ事前に準備しても想定しない事態は発生する
協力してくれる「人」がいることの大事さ
全員が満足する状態を作るのはやっぱり難しい
お気持ち
インターン生との交流機会やグループワーク体験は楽しいけど半強制的にやってよって言われてやるのもしんどいし設計・運営疲れるから2度とやりたくないいいいいいいいいいいい誰か変わりにやってえええええええええええええこうゆうのに興味ある学生さんとかエンジニアの方とか本気で手伝ってほしい
時間
2022/06/29: 1h
2022/07/12: 1h
2022/09/08: 4h
2022/09/10: 3h
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