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スキンケアと運動能力

一見、全然関係なさそうなスキンケアと運動能力の関係性。実は肌のコンディションはスポーツパフォーマンスに直結します。これは断定してもいいのではないか、と考えています。


私は今まで、パーソナルトレーナーの勉強をし、仕事をし、整骨院などの治療院にも勤め、骨格のアライメントや筋肉の状態にフォーカスした考え方をしていました。


しかし、世界最古の健康法と言われる「アーユルヴェーダ」は筋肉よりも皮膚や内臓にフォーカスしていました。


それを聞いて調べて納得しました。


というのも、私自身、アトピー性皮膚炎があり、症状がひどくなったときは、可動域が全然なく、運動どころではなかった経験があったからです。


見た感じ、皮膚になんの問題がないように見えたとしても、見えないところで乾燥などしていて、可動域を狭くしている可能性は十分に考えられます。乾燥というか、コラーゲンやエラスチンなどの真皮の弾力性が低下している、という表現の方が適切かもしれませんね。


まず、皮膚の解剖学をおさらいしましょう。見えるところは「表皮」、表皮の土台となり、ハリや弾力を生むところが「真皮」、断熱やクッション作用、血管などの保護は「皮下組織」となります。


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パッと見、肌がきれいに見えても、よく見ると乾燥していることがあります。押してみたら固かったりします。そうなってくると、「真皮」の部分の弾力性が低下して固まってきている可能性があります。

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皮膚理論 真皮の健康と阻害された差


線維芽細胞がコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを生み出しているのですが、その線維芽細胞は普通に過ごしていたら年齢と共に減少していきます。線維芽細胞の減少は、弾力の素を少なくすることになるので、結果的に肌を固くしたり、深いシワやタルミの原因となります。


線維芽細胞に限らずですが、細胞の減少は老化、加齢とも言います。実際の戸籍年齢よりも若く見られるには、それなりの努力が必要になります。


ただ、これは美容だけに止まらず、スポーツの世界でも重要な話です。皮膚の状態がそのまま運動能力に直結するからです。


皮膚の弾力が減少すれば、可動域はもちろん減少します。それと同時にバネも減少します。クッションも減少します。パフォーマンスにも影響が出てしまいますし、怪我のリスクも高まります。


栄養、ストレスの緩和、スキンケアなど、皮膚のコンディショニングはいろいろな方法があります。


皮膚のコンディショニングは性別に関係なく、職業に関係なく、QOLに直結する内容ですので必須事項です。皮膚は様々な役割を担っていて、とても重要な器官の一つです。


ざっくりとした内容ですが、今後少しずつコンテンツを仕上げていこうと考えております。

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