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こどもの頃の夢はゲームチャンピオン

こどもの頃の夢はゲームチャンピオンだった。

物心ついた時から、いや物心着く前から
ゲームのコントローラを握っていた。

2つ年上のお兄ちゃんと毎日のようにゲームで遊び
毎日のように対戦で負かされ悔し泣きをしまくってた。

それでも、たまに奇跡的に兄に勝つことが出来た時は
本当に嬉しく、ゲームの世界へはまっていった。

幼稚園を卒園するとき、卒園アルバムの将来の夢コーナーに
こう書いた。

『ゲームチャンピオン』

まさに好きを仕事にする、というスタンスの先駆けである。

他の男の子たちはたしか
サッカー選手や野球選手、消防士とか書いていたと思う。

自分の中でも、やや浮いている感覚も覚えていたし
お母さんにも、ゲームチャンピオンは目指さない方が良いよと
言われたような気がする。

小学生になり、お兄ちゃんの影響で野球を始めた。
相変わらずゲームも大好きだったけど
生活における野球のウェイトがどんどん大きくなっていった。

手前みそではあるが、運動は割と得意な方だったので
野球も順調に上達し、野球が大好きな野球小僧になっていた。

小学4年生(10歳)の時、2分の1成人式というイベントが
小学校で開催され、将来の夢を発表することになった。

僕がみんなの前で発表したのは

『メジャーリーガー』

ゲームチャンピオンではなくなっていた。

野球も大好きだったから不思議ではないけれど
どこか、ゲームを仕事にするということに子供ながら
違和感を覚えていたのかもしれない。

小学校6年生の頃の卒業文集では
僕の将来の夢はメジャーリーガでもなく、プロ野球選手になっていた。
しかもプロ野球選手の盗塁王になりたいと書いていた。

ホームラン王やナンバー1投手ではなく、盗塁王。
小学6年生の頃にはもう将来の夢をチープに考えるようになってたように感じる。

10年ちょっとの生涯の中で色んなことを覚え
現実を知り、子供ながらに想いの変遷があったのだと思う。

中学の卒業アルバムでは
優秀なサラリーマンが将来の夢になっていた

10歳の時のメジャーリーガーから考えると
たった5年で何があったんだと不思議に思う。

大人になっていくにつれて、自分の夢を自制していた
少年時代の自分をなんだか不憫も思える。

一方で、小さい頃から大きな夢を変えずに
貫いている人たちは本当にすごいなと思う。

僕は安定に中3の頃の夢は叶えた。
※優秀かどうかはさておき

最近、会社のキャリア面談があった。
今後のキャリアビジョンのレポートを書く機会を与えられ
改めて自分の今後のことについて考えてみた。

人材エージェントに転職し、4年間法人営業として働いてきた。
価値の提供先は法人。

クライアント組織の成長のために、価値を提供することへの
面白みややりがいを感じながら働いてこれたと思う。

それでも今改めて思うのは、自分のベクトルは個人に向いているということ
学生時代の頃から、個人の価値や可能性を最大化したい。
そんな想いをずっと抱いてきた。

今の会社にもキャリアの変革を通じて
個人のらしさを発揮できる環境への転職をサポートしたいという思いで転職してきた。

個人の負を解消したり、価値を最大化する。
これが人生において追求していきたいテーマ。

幼稚園時代の自分のように、自分に正直にキャリアを築いていきたい。

そうそう、幼稚園のころの自分よ、大人になった君はYouTubeでゲーム実況を始めたよ。好きなゲームが仕事になることもあるかもね。


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