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僕が冬キャンプに惹かれる理由

ちょうど昨日、キャンプに行ってきた。
場所は富士山のふもと、ふもとっぱらキャンプ場
平日なのに多くのお客さんでキャンプ場は賑わっていた。

寒さが厳しい冬キャンプ

冬のキャンプは寒さが厳しい。
昨日は最低気温2℃。
洗い場の水道は凍結防止の為の加工が施されていた。

荷物だって普段より多くなる。

防寒対策として、なかなかの重さの灯油ストーブを車に積む。
寝袋も夏用と比べると場所をとるし、防寒着をたくさん持っていくことになる。

正直、暖かいシーズンに行くときより面倒くさい...

それでも僕は冬のキャンプに惹かれている。

息を飲む風景

冬は空気が澄んでいて、なんとも言えない景色が僕らを包む。

この風景が目に入った途端、それまでの寒さや面倒臭さが
どうでもよくなるほどに、胸が高鳴り、情緒的な感覚に心を奪われる。

『最高』の2文字しか出てこない。

この景色を肴に飲むビールは何よりも美味い。
ふたを開ける時の『ぷしゅっ!!』ていう音がいつまでも耳に残っている。

焚き火は冬の醍醐味

日が暮れてきたら、焚き火の準備を始める。

薪をナイフで細かく割っていき、ファイヤースターターから火を起こす。
ほんの小さな火花が、大きな炎に育っていく過程を思う存分楽しむ。
火おこしは男のロマンだ。

冷たい風が吹く中、みんなで焚き火を囲み
『あったまるね』『火はすごいね〜』なんて言いながら
好きなお酒を片手に、好きなだけ語る。

極端な話、食事とお酒を飲むくらいしかやることはないのに
時間はあっという間に過ぎていく。

キャンプの朝は早い。
日の出を見る為に、早朝に体を起こす。

まだあたりは暗い中、太陽のおでましをゆっくりと待つ。
じわじわと明るく染まっていく空。
夜と朝が交差するこの瞬間もまたノスタルジックな気分にさせてくれる。

日の出を楽しんだら、次はコーヒーを入れる。
もちろん豆から。

コーヒーミルでお気に入りの豆を挽く。
豆が砕けていく時の音がなんとも心地よい。

普段も飲んでいるはずなのに
1から自分で入れたコーヒーは不思議と心も温めてくれる。

寒い冬だからこそ楽しめる『非日常』
こうして、また僕は冬キャンプに惹かれていく。

さて、次はどこのキャンプ場へ行こうか。

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